
人間の不定芭蕉泡沫の世のならひ
昨日の花は今日の夢と 驚かぬこそ愚かなれ
昨日の花は今日の夢
総じてはかないことの例え・・・
そして謡曲葵の上にもでてくる歌詞です。
この言葉を初めてきいたのは4年ほど前のことでした。
なにか綺麗だけど淋しい言葉だな〜〜と思いました。
調べると、能「葵上」の謡曲の中の文言・・・
葵の上を生霊の物の怪としたたる六条御息所
源氏にさえ出会わなければ、先の東宮の妃として幸せに過し、
後の世まで仇名を流す事もなかったであろうに・・・
なくなった後も死霊になろうとは・・・
よっぽど源氏のことを愛していたのか
愛していたという想いだけがさまよったのか・・・
源氏物語に出てくる女性の中ではこの人が一番好きです。
でもね・・・女の地獄・・というものを知らないから・・・
この人を好きだ・・・と言えるのかもしれないな〜〜と思惑してしまいます。
亡くなってまで怨念から開放されないなんて・・・辛すぎます。
背景の男性は3年ほど前に大学ノートに描いたものの使いまわし・・・また罫線を消すのに一苦労。
般若の面は、十数年前に描きました・・色塗って1月に放置・・・
前面の御息所がなかなか描ききれず苦慮、
着物の枚数に悩み何とか誤魔化し、仕上げました。
扇も入れようとしましたが、これ以上重くなるのもきついので、止めました。
御息所だったら、薔薇(そうび)なんでしょうが、昔の日本の薔薇ってどんなん??
ためしに薔薇をちりばめたら、やっぱり和風絵とはあわない・・・。
牡丹も色塗りたくったら、余計にけばけばしくなったので、薄い色合いに留めました。
ちなみに面をあんなふうに持ったら確実に落とします。
というより、そんなもち方しませんでしょう。
実際の面を持ってみて手の角度も調べたんですがね・・・
一度この言葉で描いてみたかったので、これですっきりしました(^.^)/~~~
これまた自己満足の所産でした。
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2007.3.17.