日野俊基と小右京

昨年,N○Kの日本語で遊ぼ・・・のカルタの中で遭遇したこの歌。
落花の雪に踏み迷う・・・この一句で思い描くもの・・・
雪か花の散華・・・。
日本語ってなんて綺麗なんだろう〜〜と感嘆しました。
当初,俊基朝臣再関東下向事の一節とは知りませんでした。
「古典太平記」では有名なんですね。「古典太平記」は読んでません・・・長いんだろうね〜〜。
「私本太平記」も長かったけど・・。

日野俊基は,元弘元年(1331年)7月倒幕計画が発覚して,京都から鎌倉に送られます。
座敷牢に十ヶ月幽閉された後,6月に葛原が岡で斬首。
葛原岡神社の一隅にある石塔が日野俊基のお墓です。
公卿でありながら斬首される最期。

公卿らしからぬ生き方を選んだ日野俊基・・・
彼の死を後醍醐天皇はどう受け止めたのでしょうか???
後醍醐天皇の倒幕への意気込みは凄いですが・・・
死してなお,「魂魄は常に北闕の天を望まんと思う」と言う遺言で天皇の
お墓は北に向いている・・・
中学校で吉野に林間学校に行った時に,後醍醐天皇陵の前でこの話を聞いて,おったまげました。
う〜〜ん。。。執念の人だな〜〜!
大望を持っている方は違うのだ・・・!

もう一度描きなおす・・といって放置していたので,桜を使い回しして
ようやく描きなおしました。

桜ね・・・梅と桜の区別もつかない私ですから・・・桜も可哀想です。
せっかく如月様に桜の描き方を教えていただきましたが,またも沈没です。

2005.3.18.