足利高氏(尊氏

八幡太郎義家の三男義国を祖とした源氏の血統を継ぐ名家の出身。
祖父家時が自決までして子孫に託した置文の重さと,北条に下に余儀なく仕えている
現実に苦しみ,最後は苦渋の選択を強いられることに・・・。

”従順”なのか,”野心家”なのか,二面性を持った高氏と尊氏・・・
後醍醐天皇の幼名の諱の一文字を頂いて”尊氏”に改名した折も心から喜び,
吉野に天皇を追いやり,ついに亡くなられた時も,心の底から嘆き悲しんだ尊氏・・・。
自分の家来に裏切られ,弟直義と仲違いするは,実子直冬に謀反されるは・・・
人生最後の最後まで,苦悩の連続だった人・・・。

しかも亡くなった後も,天皇を追いやった罪で後世の人たちにも厳しい
非難をあびせられています。
等持院にあった,尊氏木像とか幕末に三条大橋にに晒し首されましたし・・・
そこまでしなくても・・と思うほど,本当に散々な扱いされている
お気の毒な方だな〜〜と思います。

私の実家で見つけた吉野の絵葉書に書いてあった,歴史説明では,尊氏軍は
いきなり,”逆賊”扱いでした。
(そりゃ,吉野方から見たら逆臣だけどね・・・)
一体何時の絵葉書だよ!!とびっくりしましたよ〜〜。。

昨年,太平記関連の愁紀様のサイトと遭遇し・・・散々ROMしてしまいました。
夏に相互リンクしていただいた御礼に,献上した足利高氏(尊氏)です。
描いたのは8月上旬だったんですが,サイトに掲載する時には,此処に・・・・
その人物コメントを入れなくてはならない・・・・そちらも時間がかかるのですよ(+_+)
そして,すっかり秋になってしまいました。でも,壁紙は大好きな曼珠沙華です〜〜。

愁紀さまが描かれる様なもっと爽やか系の人達を献上したかったのですが,
夏の暑さが私の頭を邪魔をしました。
m(__)m
イヤ,でも私は尊氏は好きですよ。その両極端の行動が・・・。

2005.8.10.
2005.9.14.