
露ふかき 浅茅が原に 迷う身の
いとど 闇路に 入るぞ 悲しき
袈裟御前その人が作った歌です。
芥川龍之介の「袈裟盛遠」を読んで描きたかった二人です。
前の表絵よりこちらの方が最初のイメージで描いたものです。
別項目で文章を作ろうと思いその挿絵のつもりで描き直し、もっとざく塗りするつもりが
結局、また塗り塗りしてしまい、画像が重くなりました。
どれだけ、袈裟の髪を塗るのに時間かかったか・・・!!
それさえも前の花で見えなくする、いつもの誤魔化しの技??
やっぱり別の塗りソフト考えるべきなんでしょうね…。
この作品の中の二人についても色々考えましたが、考えすぎて疲れたので←!?
新たにコンテンツ作るの止めました。
以下・・・勝手な感想・解釈です・・・m(__)m
芥川龍之介が貞女という偶像化された”袈裟”の女性像を
破壊する意図があった作品である事は否めないようです。
この小説は二人の独白で綴られています。
お互いを憎しみ、侮蔑し、怒りをもっていながらも、相手を愛しているという結論に至る二人ではありますが、
その独白は、壮絶を通り越して凄惨なものを感じ取れます。
盛遠から愛されていると思いながら、同時に侮蔑されていると思う袈裟。
盛遠に自分の夫の殺害を頼み、袈裟は夫のためではなく、
自分の名誉のために盛遠の刃の下にくだることになります。
この小説を読んで・・・
盛遠を愛しているといいながら、袈裟のとった行動って
男に対する”最大の復讐”ではないか・・・!と思ってしまいました。
やっぱり女の方が怖いな・・・と考えざるを得ないお話でした。
前回描いた六条御息所もしかりですが
同じく芥川龍之介の書いた「藪の中」の女性もある意味怖いな〜〜と思うのです。
河村恵利さんの袈裟と盛遠を描かれた漫画「血の涙」は
自分を表現する事の苦手な袈裟と自分の気持ちに正直すぎた盛遠
二人の悲恋に終わる・・という感じでした。
あ〜こういう解釈もあるんだな〜〜と思う作品でした。
2007.6.9.
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