第二部序文


 第一部の更新を止めてから約4年が経った。これには健康上の理由と個人的な理由がある。健康上の理由は、第一部を書いている途中から鬱がひどくなった事である。急に堰を切った様に書き始めたのがいけなかったのか、ちょっと無理して書いていた。個人的な理由は父親の死など、私の周辺で物を書く事に躊躇する出来事が起こったからである。
 現在鬱の方は快復には程遠い。たまに良くなったり、またすぐ悪くなったりの繰り返しである。相変わらず顔面神経麻痺と左耳難聴は健在?である。個人的な環境は比較的安定している。

 その様な中で第二部を立ち上げたのは、やはり病人とはいえ、何かしら世の中の役に立ちたいという気持ちが抑えられなかったからである。病気ゆえに働く事が出来ないつらさ、病気でなくても年齢を考えると再就職など無理な状況である。働いて世の中に役立つと言う事は諦めざるを得ず、それでは自分に何が出来るかと考えた時、自分の体験を伝える事、すなわちホームページの再開しかないなと思ったからである。遠い親戚に短編小説が得意な作家がいた(数年前に没)、と最近知ったのも励みである。

 ブランクが長く上手く文章を書けない(昔から上手くはなかったけれど)。それに健康上、短い文章しか書けないけれど(すぐに疲れる)、書いてみる事にする。どこまで続くか分からないけれど(第一部同様に)、更新は不定期になると思うけれど(その時の体調次第)、自己満足で終わるかもしれないけれど(人に役立つ内容になるか自信はない)、今はともかく書いてみる事にする。


                   2008.5.21



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