鏡を見れば


 鏡を見れば、その時の健康状態がわかる。肌の色つや、ハリ、目の周りの隈、吹き出物等いろんなポイントがあるが、その中でも大事なのは目である。特に目の輝きが、その時の健康状態を良く表している。きりっと締まっていて、目やにや充血がなく、きれいに輝いている目。これが理想である。
 顔に表情を作ってみれば、顔面麻痺の具合も分かる。

 私が特に眼にこだわるのには、それなりの理由がある。それは私が左耳難聴になった時、同時に三半規管もやられて歩行困難、眼振がひどく、眼の焦点が合わない状態になったからである。そのせいで、今でも疲労気味になると、目がぴたっと止まらないのである。

 また鬱の時も顔を見ればすぐに分かる。まあ何と元気のない顔。顔から覇気が失せている。鬱の場合は鏡を見るまでもなく、自覚があるから精神衛生状態は分かるけれど。ただ鬱がひどくなると、鏡を見る事さえしなくなるから何と言ったら良いものやら。



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