生命保険を止める


 ある年齢を境に生命保険料が3倍に上がってしまったので、やむなく生命保険料の支払いを停止している。完全に解約したわけではないので、いざという時には、少しだけは生命保険が下りるのだが、それも本来の1割以下で、入院特約も出ない。それでも解約しないのは、解約金額がうんと少ないためである。一括払いの生命保険と同じ事になっている。

 皮肉な話だが、まともに生命保険料を払うと経済的に困窮し飢え死にする。実際こんな事が起きたら保険会社は生命保険を支払うのであろうか。飢え死にというのは病名になるのだろうか。死因ではあるが病名ではないような気がする。保険会社に聞いたら何と答えるのだろうか。飢え死にする前に体の抵抗力が弱るので、病気になって死ぬ気もする。それじゃあ保険会社は困るから、やっぱり私の様に支払停止を勧めるのかな。

 まあ保険会社も営利企業だから、その辺は抜かりはないのだろうが、うかつな事に最近になるまで保険会社が金融機関である事を知らなかった。いわゆる機関投資家と言うやつで、保険という商品を利用して金を集め、それを投資にまわして利益を得るのが本分のようだ。てっきり互助組織だと思っていたらそうでなかったのね。共済なら話は別だけど。



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