外部被曝の安全基準がどうもはっきりしない。住民の早期帰還に向けて年間20ミリシーベルトという案が出てきている。これまでは1ミリシーベルトだったのに何と20倍だ。しかも個人に線量計を持たせて自分で管理しろとまで。
いろいろ調べてみると、現実にはっきりとした安全基準があるわけではないようだ。年間1ミリシーベルトというのは、あくまでも平時において一般公衆が被曝してもよかろうという目安でしかない。しかし20ミリシーベルトというのはあまりにも大きすぎるような気がする。医療従事者などの専門家のレベルである。5ミリシーベルトという案もある。いくら徐々に放射線量は減るといっても、一般住民に当てはめてよいのだろうか。非常時だからしょうがないというならば、非常時を作り出した人達の責任をもっとはっきりさせなくては困る。少なくても若い人は戻らないだろうな。まるで人体実験のモデルにされるようだ。あとで問題が出ても自己責任です、で済まされそうな気がする。20年後のことは分からないし、因果関係を立証しようもないから。
若い人がいないという事は、社会を維持できないという事である。年寄りばかりで何ができようか。病院も、社会インフラも、スーパーも、交通機関も、すべて若い人がいなければ運営できないのは当然のこと。いくら年金を貰ったとしても、生活できないよ。生活必需品はインターネット通販で買えば良いだと。運送会社が配送を拒否するんじゃないかな。通信回線が切れたらどうするんだ、誰が直しに来てくれるんだ。
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