公園に子供達が


 最近久しぶりに近くの児童公園で子供達の姿を見た。子供達と言っても幼児である。母親たちと一緒に嬉しそうに走り回っていた。原発事故前では当たり前だった光景。しかし事故後はぱったり公園で遊ぶ子供たちは消えてしまった。子供達だけではない、大人さえもめったに見かけなかった。まれに人がいると思えば、おじいさんが一人でぼんやりベンチに座っているくらい。これも放射線量が高かったからある。一度は除染をしたのであるが、あまり効果がなく、最近2度目の除染をしてようやく安心できるレベルに下がったのである。
 これはうれしい限りだ。やはり子供たちが自由に外で遊べる環境は大事である。子供たちにとってはそれが至極当然のことなのだから。自分の子供時代は自動車がほとんどない時代だったから、道路が遊び場で、毎日暗くなるまで走り回っていたのを思い出した。やはり子供は外で遊ぶに限る。それが心身の健康につながるのだから。


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