備蓄が安心を呼ぶ


 大きな災害になると普段簡単に手に入っていたものが入手困難になる。これには焦る。でもどうしようもないのが現実なのだ。だから普段から必要性の高いものは備蓄しておくべきである。私は震災前から飲料水や食料は2週間分以上備蓄をしていた。断水が長引いたのでこれには助かった。飲料水はなぜか震災ひと月ほど前に急に備蓄しなくてはと思って、インターネットでペットボトルで大量に買い込んだ。虫の知らせだったのだろうか。食料は缶詰やレトルト食品を中心にいつもかなりの量常備している。その他米や麺類もひと月分ぐらいはある。燃料は石油タンクに灯油を30リトルぐらいはいつもある。だから最悪、庭で炊事可能である(やったことはないが)。

 こうして普段から備蓄しておくと、とても精神的に楽になる。人とモノを奪い合うこともないし、当分は飢え死にしないと考えると、心に余裕が生まれる。私は性格的に気が短い方なので、並んで物を求めることは好きではない。だから事態が落ち着くまでは、家の中でじっとしていたいのだ。

今回の大震災は原発事故という特殊な要因が加わったので、一般的には言えないのだけれど、地震の揺れで家が壊れて住めなくなった例は少ないので(津波は別として)、家の中で何とか過ごせた人がほとんどだと思う。その場合家に必要なものが備蓄されているというのはとても心強く、安心感がある。出来れば仮設トイレも用意しておくと良いのだけれど。



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