さすがに酒は・・・


 地震発生から暫くの間、さすがに酒は飲めなかった。いつ何時大きな余震があるかもしれず、いや事実毎日震度4クラスの余震が続いていたので、落ち着いて酒など飲める状況ではなかったし、原発事故でいつ避難命令が出るかもしれないから、酒を飲むなんて考えられなかったのである。そういう状態は3週間ぐらいは続いた。その後少しづつ飲むようになったが、基本的にあまり酔わない程度に抑えていた。好きだったウイスキーは万が一の消毒用に残しておいた。

 酒を飲んでいる最中に余震があると、やはりまずい(味が不味いのではなく)。とっさの反応が鈍くなる、だからそこそこに切り上げていた。本当に落ち着いて酒を飲めるようになったのはいつ頃だったろうか。やはり余震がある程度落ち着いてからだったと思う。飲酒の効用は一番には緊張感をほぐすことだろう。これはとても大事なことだと思う。それとアルコール飲料の中でも、日本酒には抗がん作用があるらしい。どの程度信憑性があるかどうかは別にして、原発事故で放射線をたくさん浴びている私にとってはうれしい話だ。

 ただ日本酒で気になるのは米の放射能だ。が、福島県の酒造組合では検出限度以下の米しか使わない事にしているし、それに酒造りのコメは一般的にかなり精白度合いが高く、ほとんどセシウムは除去されるといわれているので、過度の心配は要らないようである。おそらく福島県産の日本酒を飲んでも、益のほうが多いのではあるまいか。・・・と思う。基本的に福島県産の農産物はかなりしっかり検査しているので、かえって安心かもしれないのだ。(子供が酒を飲むわけじゃあるまいし、あまり気にしすぎても良くない)



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