数十年に一度の災害


 最近はやたらと自然災害が多い。地震噴火水害台風大雪等、自然災害のオンパレードだ。それも数十年に一度というスケールの大きいのが目立つ。毎年毎年いや、毎回毎回数十年に一度の災害だ。気が休まらない。
 実は私は若い頃高校生の時だが、大きな地震や床上浸水にあっている。だから昔から自然災害には敏感である。その経験から家を建てた時は、高台で近くに崖や山がなく、地盤がしっかりしているところを選んだ。家の構造も地震に強い事を売り物にしている木質パネル構造を選んだ。本当は鉄筋コンクリート造りにしたかったんだけれど、予算の関係でそういうことに。

 そのせいか、震度6強の東日本大震災ではびくともしなかったのである。確かに耐震基準が厳しくなって以降の建築だから、そう簡単に壊れるものではないが、台所の食器一枚も割れなかったし、テレビも倒れなかったのであった。昔経験した震度5よりも揺れなかったみたいだ。
  水害については自宅は全く問題は出ていない。ただ勤めていた会社が水害にあって後始末に苦労したが。これは本流が氾濫したのではなく、支流の水の行き場所がなくなって、支流が溢れたのである。最近よくあるパターンである。まあ大体本流は国や県の管轄で、治水対策はそれなりに出来ている場合が多いので、あまり手が付けられていない支流の方が危ないのである。

 しかしこれらは運が良かっただけかもしれない。未知の活断層が直下にあるかもしれないし、竜巻など起こらないとも限らない。まして隕石や飛行機の落下などはどうしようもない。それに何といっても原発事故。これは100q、200q離れていても風向き次第では被害を受けることになる。もう絶対想定外では済まして欲しくはない。



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