通院 |
私の通院は週一回である。午後2時半からの診察なので、その前に図書館で本を読む。図書館は通院経路沿いにあるから便利である。図書館まではバイクで30分、医院まではそこから数分だ。 バイクで通っているのは、バスの便が悪いためである。突発性難聴のあおりで、平衡感覚までやられたから本当はバイクには乗りたくない。慣れたとはいえ、まだまだ怖いのである。 しかし他に手軽な手段がないから、やむをえない。出来るだけ同じルートを通ることにしている。慣れない道では、とっさの動きが難しいからである。 本当は自動車の運転免許を取るつもりだった。しかし病気続きで取るに取れなくなってしまった。 通院は鬱病の治療が中心である。顔面神経麻痺は自然治癒を待つしかないし、難聴は治る見込みがないからである。そのほかの病気、高血圧や、肝臓障害、腰痛なども一緒に治療してもらっている。個人開業医だから、こういうとき便利である。 血圧は鬱病と関係が深い。調子が悪いと最高血圧が110ぐらいに下がる。調子がいい時は130ぐらいである。精神的に焦燥感や切迫感があると更に血圧は上昇する。本当に私の血圧は、精神状態を示すバロメーターである。 医療費は32条(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)の適用を受けているので安い。これは助かる。長期に通院する人には、32条の適用申請をお勧めする。 冬の通院は大変だ。寒いのは慣れれば何ともないが、道路が凍るので危ない。バイクはスパイクタイヤが認められているので、スパイクタイヤに履き替えればいいのであるが、スパイクタイヤでのバイクの運転は難しいのである。乾燥路面では安定性が悪いし、かえってすべるのである。だから今年はノーマルタイヤのままだ。道路が凍らないことを祈る。 それでもって午後はお終い。その日は割と調子が良い。あまり外出しない性質なので、気分転換になるからかもしれない。 |
戻る |