1999.8.21

・スピーカーを大きくしてみた

 これまでの13センチのフルレンジスピーカーを16センチのフルレン
ジに換えてみました。やはり低音が違いますね。ようやくまともな低音が
聞ける様になりました。ですが、今度は高音が物足りない。フルレンジス
ピーカーの宿命ですね。しかし全体のバランスは良いのでしばらくはこれ
でいきたいと思っています。スピーカーが8本となると結構な出費になる
ので、今回も在庫処分品を使いまして、計13000円で済ませました。
地方に住んでいるため通信販売なので音は確認せず、エイヤで決めてしま
いましたが、まあまあ予想通りの音でしたね。スピーカーは新品時はあま
り良い音がしないのが通例ですので、しばらく使い込んでから評価したい
ですね。


・ステレオとの聞き比べ

 今のマルチ音源システムはエフェクトをはずしています。ですからステ
レオの方もエフェクトをはずして同一曲を聞き比べてみました。やはり違
います。マルチ音源システムは沢山スピーカーを使っているので、さぞに
ぎやかな音が出るかと思われかも知れませんが、実は逆です。マルチ音源
システムでは静かに聞こえます。そして細かいところがはっきりと聞こえ
ます。良く言うと上品です。ステレオはうるさいです。がさつです。それ
が元気良く聞こえると錯覚されています。


1999.6.27 ・パソコンのノイズ  前の機種よりかなり静かになったとはいえ、パソコンのノイズは気にな ります。ファンノイズがメインなので、そこで簡易的にパソコン本体を段 ボール箱で奥行き方向に覆って、少し静かにさせました。やはりノイズが 減ると音も良く聞こえますし、聴いてて疲れません。完全に静かにしたい ところですが、発熱の関係でファンははずせないので、今度はパソコン本 体に吸音材を入れるなりの対処をしたいと思っています。
1999.5.15 ・今度はファンファーレだ  ファンファーレは屋外で演奏される機会が多いので、エフェクトなしの 方が良いのですよ、本当は。でもエフェクトをたっぷりかけている曲デー タが多いのです。ですからコンサートホールで聴く感じになってしまうん ですね。マルチ音源システムでエフェクト無しで聴くファンファーレは、 金管楽器が遠慮なくバリバリ鳴ってくれますんで、聴いてて気分がいいで すね。  まあ、概ね演奏時間が短くて飽きないという面もありますが。

1999.5.5 ・ジャズがまた良い  ジャズとは相性がとても良い様です。特にビブラフォンの音はとてもリ アルに聞こえます。編成も小規模なものが聴きやすいですね。もともと私 が好きな編成はピアノトリオなので、そのせいもあるのかもしれません。 小規模な編成の方が各楽器フル稼働な場合が多いので、適度の緊張感があ って好きです。大編成で曲中1小節だけしか音が鳴らない楽器があったり すると、ちょっとがっかりしますね。あといわゆる効果音ですね。特にな くても構わないものにまるまる1チャンネル使われると、もったいないな あと感じます。この辺がマルチ音源システムの感覚なのでしょうね。
1999.4.22 ・ベースの音  スピーカーが13センチのフルレンジなので、やはりベースの低音が良 く出ないのです。そこでベース担当のスピーカーを大きな口径のものに替 えてみました。その結果、確かにベースの音がしっかりと腰の座ったいか にもベースと言う音になりました。それでこれはいいなと思ってしばらく 聴き続けていたのですが、どうもちょっと引っかるものがあるのです。確 かにベースの音は良いのですが、ほかの楽器との調和と言いますか、ベー スだけなにか仲間はずれになっている感じなのです。スピーカーにはそれ ぞれ癖というものがあって、どうもその辺の違いが現れているようです。  しょうがないので元のスピーカーに戻しました。そして改めて聴いてみ るとやっぱりこの方がシステムとしての統一感があるのです。ベースの音 が良く出ないのは、ベースのパートだけアンプのゲインを上げてなんとか しのいでいます。  実際の生演奏は楽器によって音の出方が違うのに違和感がない事を考え ると、一つのパートだけではなく、各パートを全部別種のスピーカーにす れば問題はないのではとも考えていますが、全くバラバラの感じの演奏に なってしまうかもしれません。また一つ疑問が増えてしまいました。  まあ一番の解決法は、全スピーカーをもっと高級なものに替える事です けどね。これがホントの恒久対策なんでしょう。
1999.4.2 ・エレキ系は最高 昔を思い出してベンチャーズを聞いてみました。これがすこぶる良いで す。理由は、 1、楽器編成がシンプルなので8チャンネルのマルチ音源システムと相性 がよい。 2、楽譜が市販されているので正確に打ち込める。 3、作者が思いを込めて作っている。 からだと思います。  あと気付いたのは曲データ作者によって結構違う音になっている事です。 それぞれ独自の解釈があるようで、聞き比べるのが楽しいです。市販品も ありますが、市販品はきれいにまとまっていますが、今一個性が感じられ ません。アマチュアのデータの方が面白いですね。 ・音を重ねる 8チャンネル用にするためにいろんな曲データを見ていますが、どうも 複数のチャンネルを使ってそれらを重ね合わして音造りをしている風に思 われるものが結構あります。そのため沢山のチャンネルを使っていますが、 これがステレオ用の音造りの特徴なのでしょうか。私は作曲したことがな いので初めて気が付きました。  マルチ音源システム用の曲データはそういうやり方ではうまくいかない です。チャンネル数の問題もありますが、1つの楽器の音は1つのスピー カーから出てきてもらいたいからです。どっちかと言うと生演奏向けの作 曲法が合いますね、たぶん。 ・クラシックはどうかな  クラシックで8チャンネルの曲を探すのは大変だったです。大方16チ ャンネルをフルに使っているのか、ピアノなどの独奏です。室内楽辺りが 一番ありそうだと思って探してもなかなか見つからない。  それと弦楽器が滑らかに聞こえるのが少ないですね。普通はエフェクト をかけているのでさほど気にならないのだろうけれど、エフェクトをはず すとモロに感じてしまいます。音がとぎれとぎれの弦楽器は違和感があっ て聴けないなあ。でもこれは作者のせいじゃない、エフェクトをはずして 聴いている私の方の問題ですけど。
1999.3.20 ・ステレオも聴ける  このシステムではステレオ曲もそのまま聴けます。通常のステレオ用の MIDIデータに何も細工しなければ、スピーカー1と2からステレオで音が 出ます。つまりこのシステムはステレオに対して上位互換なのです。です から同じ装置でステレオとマルチ音源との聴き比べが出来ます。 ・ボリュームの問題  スライドボリュームを連結して8連ボリュームを作りましたが、ちょっ と面倒ですね。それで演奏ソフトでマスターボリュームをコントロール出 来るものを紹介します。 TMIDI Player(ふみぃ氏作)、 で確認しました。  ただし最初は最大音量で音が出てきます。一度ボリューム値を設定した 後はコンピュータを再立ち上げしてもそのままのボリューム値が記憶され るようです。ただバージョンによっては異なるかもしれませんので実際試 してみて下さい。  これとアンプ付きスピーカーを組み合わせると、とても簡単にシステム が出来上がります。接続するだけで工作する必要がないですからね。場合 によってはこの方が安くできるかも知れません。 ・音がきつく聞こえる時は  エフェクト無しでストレートに音が出てくるので、特にメロディの音が きつく感じる時があります。その時はシーケンサーソフトを使ってそのパ ートのボリュームを下げます。このマルチ音源システムの特徴は、かなり 遠くまではっきりと音が冴え、響きわたる事です。 ・やはり課題はドラムスですね  ドラムスはハイハットとかタムとか複数の打楽器が同時に鳴るので、こ こだけ1楽器1スピーカーではないのです。だからここが一番難しいんで す。一番見劣り(いや聴き劣りと言うべきか)がするところですね。ドラ ムスだけ高性能のスピーカーにしようかと考えています。 ・20曲ぐらい聴いてみました やはり作曲した人が思いを込めて作った曲は、思いが伝わってきますね。 先入観もあるのでしょうけれど。

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