<楽器の数について>
 ステレオの混変調歪をなくすだけなら、高級なスピーカーやアンプを使 えば良いのです。しかしそうすると下手をするとマルチ音源より高くなっ てしまいます。マルチ音源は混変調歪が出ないが(単音楽器の場合、和音 楽器の場合は出る)楽器の数だけスピーカーが必要です。では、いったい 楽器の数はいくら必要でしょうか。通常フルオーケストラを考えると60 ぐらいでしょうか。チャンネル数を増やして、現在の標準16チャンネル から100チャンネルも可能だとしても、いくら何でもスピーカー60個 は特殊すぎます。そこで各パート楽器一個とすれば、16チャンネル、す なわちスピーカーが16個というのは妥当なところです。うまくできてま すね。初めっからオーケストラのパート数を計算してチャンネル数を決め たのでしょうか。最近は32チャンネルと言うのもありますが、そこまで スピーカーは増やせないでしょう。ということで、マルチ音源は16チャ ンネルでとりあえずの究極スタイルとしましょう。値段は60万円以下で なんとか(パソコン抜き)。50万円以下だとなお可。