<MIDIの良いところ>
 MIDIの良いところは、同じMIDI音源を持っていると作曲者が意図 した通りの音が出てくる事だと思います。CDに代表される録音系で はそうはいきません。まず作曲者が楽譜を書く。それを演奏家が演 奏する。その音をマイクで電気信号に変換する。ここで既に音が変 わってしまいます。その後アナログ・デジタル変換するわけですが、 ここでは原理上必ず高音がカットされます。その後いろいろエフェ クト付けたり、ミックスしたりしてCDができる。それをCDプレーヤ ーでデジタル・アナログ変換してアンプスピーカーを通して音を聞 く。つまり結構最初の演奏から最後に音楽を聴くまで沢山の途中経 路があって、その結果元の音から離れていくのです。しかしこれは 原理上仕方がない事です。  一方MIDIの方はとても経路が簡単です。作曲がデータを作る。そ れを入手する。演奏ソフトを使ってMIDI音源でアナログ出力をする。 アンプスピーカーを通して音楽を聴く。こうですと、作曲者と同じハ ード(アンプ、スピーカーも含む)とソフトを使うと、作曲者が意図 した音をそっくりそのまま聞けます(部屋の残響などは別にして)。 ここが録音系との大きな違いですね。もちろんアンプスピーカーまで 同じとまでは、なかなか無理ですが。  インターネットにも向いていますね。データ量が格段に少ないです からね。それとやっぱりチャンネル数が沢山とれるので、私のように マルチ音源システムを簡単に構成できるのが良いですね。もちろん録 音系でもハードディスク録音などではマルチトラック出来ますけど、 データー量がべらぼうに大きくなるのはみなさんご存じの通りです。