カラオケ編 第14話  <その他大勢>


 にぎやかな音が好きなあなたへ。

「おれは、カルテットやクインテットじゃあ物足りない。もっと楽器の種類増
 やして欲しいな」
「チャンネル数増やせばできるよ」
「そしたら装置の値段高くなってしまうからいやだ」
「そんな無茶な」
「無茶でもそうしたい。にぎやかな音が好きなんだから」
「しょうがないなあ。じゃあこうしよう」
「いい手があるのかい」
「ちょっとごまかしだけどな」
「音を聞いて分からなければいいよ」
「じゃあ説明するよ。カラオケの伴奏と言うのは、いつも沢山の種類の楽器が
 同時に鳴っているわけじゃないだろう」
「ああ、時々しか使わない楽器もあるな」
「そういうのはその他大勢として、一つのスピーカーでまとめて音を出す。場
  所は後ろの方に置いておく」
「なるほど、基本的な楽器は独立マルチ音源として、その他はいっぱひとから
 げにするのか」
「もう少し高級にしようと思えば、その他大勢はステレオにして出してもいい」
「なるほど、ちょっとごまかしだけど実用的には十分かな」
「バックバンドに応援団をつけた様なものさ」


  ま、どこまで独立マルチ音源にこだわるかの話ですけど。

  とことんこだわるのも、一つの考え方。

  基本線が確保できれば、あとは妥協するのも一つの考え方。(政治家みたい)

  商品として考えた場合は、最終は消費者が決めることなんでしょうね。

  趣味なら別ですが。