マルチ音源編 第7話  <ドラムス考2>


 ドラムスは打楽器1台ずつ独立していません。うーん、くやしいなこれは。
金と暇をかければ何とかなるんだけどなあ。とは言っても、簡単ではないので
次の手を考えたぞ。

「ドラムスは独立していないんだ」
「じゃあ独立マルチ音源とは言えないんじゃないか」
「厳密にはそうだ」
「それじゃあ、準独立マルチ音源と言うべきだ」
「そういうのはややこしいから、単にマルチ音源とでも言っておこうよ」
「もっと厳密に言えば、ピアノもオルガンも独立していないな」
「そう、本来は鍵盤毎に音が独立しているはずだ」
「あんまり難しく考えるときりがないね」
「そう、でも電子楽器のレベルで考えると、みんな独立しているよ」
「ドラムスも電子ドラムスという一つの電子楽器とみれば、それでいいか。と
 いうことは、何でも一つの楽器になってしまうんじゃないか」
「そう、極端に言えば、オーケストラも電子オーケストラという一つの電子楽
 器になる」
「そんなばかな」
「うーん、理屈だけで考えるとそうなる」
「常識で考えようよ」
「そう、音楽の常識でね」

「演奏しながら歌を歌ってもいい」
「その場合、歌は別の楽器扱いになるのかな」
「ドラムスの例でいくと、同じ楽器の範疇にしても良い。コンピュータミュー
 ジックでは」
「ということは、楽器演奏に歌を重ねても一応独立マルチ音源としていいわけ
 だ」
「まあ一応。だけどトランペットの音を出しながら歌を重ねるのはおかしい。
 音楽の常識として」
「ピアノやドラムスの場合は不自然じゃない」
「これも常識の範囲で判断することだ」

「コンピュータミュージックで歌は難しいけど」
「だけど、ボイス風の音は出せる」
「それを楽器に重ねたらどうなるかな」
「歌いながら演奏している雰囲気になるかな」
「どうせ重ねるならドラムスにしよう」
「厳密な独立マルチ音源からはいちばん遠いからね」


  というわけで、”君といつまでも”で、やってみました。まか不思議な雰囲
気でしたが結構良かったですよ。これはおすすめ。