主張編 第2話 <フリーソフト> パソコンの世の中にはフリーソフトというのがありまして、ただで使ってい いという有難いプログラムソフトです。パソコン通信等で手に入りますし雑誌 の付録にもついてきます。でもただだから中身が貧弱かといえば、必ずしもそ うではありません。結構市販のソフトに優るとも劣らないものが出回っている ようです。こういうのはパソコンの世界特有なことなのでしょうか。自分の作 品の発表という意味もあるでしょうし、評判を聴きながらバ−ジョンアップを していくという、一種の自己啓発的な感じもします。それとやっぱりボランテ ア精神があるのかなあ。著作権・特許権を楯に、何でも金、金、金という世界 にいる我々にとっては、実にすがすがしくていいなあと感心したりもします。 別の見方をすれば、違法コピーが横行している現在、市販してもあまり面白く ないのかも知れませんし、バグによる責任問題で責められるのもかなわないと いう事情もあるのかもしれません。しかしいずれにせよ我々にとっては有難い 限りで感謝しております。 さて、このやり方を他の世界に広げられないでしょうか。この歌は著作権を 放棄しますから自由に歌って下さいとか、このアイデアは特許に出さないので 自由に使って下さいとかです。お金より世の中の役に立つことに誇りと意義を 感じる人が増えたらいいと思うんですが、そのためには豊かにならないと駄目 なんでしょうね。特に精神的に豊かにならないといけません。私も仕事に関係 ないアイデアがあったらパソコン通信で発表しますか。ひどいの出すなってク レームがくるのが恐いけど。 よく遺産が何十億円という話を聞きますが、がっかりしますね。よっぽどお 金の使い方が下手なんでしょうか。聞いてて、なんか恥ずかしい気もします。 そのお金を世の中のために使わなかったという、一種のさらしものですね、あ れは。ああ、かわいそう。まあ、これは一種の貧乏人のひがみかも知れません が、私なら絶対そうはいたしません。いやできません。なぜかって?みんな分 かっているくせに・・・。 あーああ、”貯らぬ金に、遺産なし。”