心情編 第10話  <非常識は疲れる>


 私は最初から常識破りを目指したことはありません。

 ただ結果としてそうなるのです。

 私が目指すのは、あくまでも良いものです。

 ただ、ありきたりの改良は好みません。

 その結果として、常識破りをせざるを得なくなるのです。

 独立マルチ音源もそうでした。

 これが良いと思ったのです。

 だから取り組んだのです。

 正直言って非常識は疲れます。

 先は見えず、なお道険し。

 こういう状況が続きます。

 もういい加減にしたいと思うこともあります。

 事実疲れて、そのままにすることもあります。

 でも元気になるとまた始めるのです。

 これはいったいなぜなのでしょう。

 きっと私の人生の積み重ねが、そうさせているのでしょう。

 それ以上の答えが見つかりません。

 本当は極めて常識的な性格なのかも知れません。

 だから非常識が疲れるのかもしれません。