心情編 第3話 <春の息吹> 冬の間、木は眠ってはいない。良く注意して見てると、木の芽がだんだん大 きくなってくるのが分かります。だから冬は決して寂しい季節ではなく、希望 の季節なのです。 秋になると木の葉は色付き、 枝から落ちてしまう。 私は枯葉を見ると寂しくなって、 季節の無常を感じてしまいます。 でも、葉っぱが落ちた跡を見て下さい。 小さな芽がのぞいています。 葉は芽に栄養を与え、 落ちていきます。 そして芽は、冬の間少しずつ大きくなって、 春を待つのです。 やがて春、 一斉に芽吹きます。 なんと感動的な光景でしょう。 過ぎ去った冬が嘘のようです。 でもこの光景は、 秋から冬にかけての木の頑張りの結果なのです。 だから、冬は決して寂しい季節ではありません。 それは希望の季節なのです。 わたしは木を見習わなくてはいけない、と思う。