やぶにらみ編 第4話  <まともな発想>


  まともすぎる私には、

 まともなことしか思い浮かびませんでした。

  生演奏と同じように、伴奏する装置。

  余りにも、まともな発想でした。

  どこにも奇抜さはないし、

 独創性もないのです。

  しかし、なぜか気になったのです。

  だから、しつこくやってきました。

  本物に近づきたい。

  本来こうあるべきだ。

  そういう思いが強かったのです。

  まともすぎて、非常識な人間。

  ガリレオみたいな男。

 それが私です。