もう一度逢いたい

by CHANTA


あれはいつの頃だったか 僕の前走りすぎる少女
多すぎる髪かきあげながら 白い額 ほとばしる情熱

みつめあう緑色の瞳 薄い茶色光にはじけた
うつむく姿 斜めの伏せ瞳 かける言葉空に溶けていった

もう二度とあのときめきは もう二度と心躍らせないのか

もういちど もういちど
もういちど あなたを...
もういちど もういちど
もういちど あなたを見つめていたい

そよぐ風 五月の図書館 開く本読みふける少女
僕の瞳 活字を追いながら いつのまにかあなたにそそがれる

みつめあう緑色の瞳 微笑む姿空気にかわる
無限の時 言葉にならない あの時のまま今も同じ

何処かの 街角で
もういちど あなたに逢えたなら
もういちど 逢えたなら
溶けていった言葉を あなたに伝えたい