Theirs and Ours

2010.3 by Tarumi


世界は混沌として 誰も知らない未来のドアを叩く
どこへ向かう ただ風に吹かれて
うごめく争いの影 決着の行方はクロかシロか
灰色の未来がそこに よこたうだけ

指先ひとつで世界につながる そんな時代に
つながり合えないレンズの向こうへ 僕らは何を見つめている

世界のどこかで 今も続く火種と
僕らの暮らしは どこでつながっているの


例えばテレビに映る 名も知らぬ誰かの儚き今日
紙のように 命は風に舞い
それでも宝石のように 子どもらの瞳に宿るサイン
はじまりも終わりもそこに あるというのに

彼らの命と僕らの命の 違う重み
平等なんて言葉はいえない だけど願わずにもいれない

世界のどこかで 今消えゆく命と
僕らの命は どこでつりあっているの
僕らの暮らしと 引き換えにできないとすると


海の向こうで君を呼ぶ あの声に耳を澄ませ
壊れ始める 動き始める 世界に目を凝らせ

世界のどこかで 今も続く願いと
世界のどこかで 今生まれる息吹と
This world is, even if it's darkness.
明日を信じていたい
僕らの未来は どこへつながっていくの