宇宙カレンダー             03/1/1
学生時代に何かの雑誌で読み、強烈に印象に残っていた宇宙カレンダーの話が、去年8月7日の「よみうり寸評」に載っていたので転載します。(一部省略)
「百億年を超える宇宙の進化をわずか一年に縮め、様々な出来事が何月何日に起きたのかを並べたのが、宇宙カレンダーだ 地球の誕生は、九月十日ごろ。動植物が海から陸上に進出したのが十二月二十日すぎ。人類の祖先が誕生するのは、大みそか三十一日の午後九時を過ぎてからだ この後の出来事は実にめまぐるしい。午後十一時前後に道具や火を使うことを覚え、十一時五十分をすぎて言語を獲得した。農業の習得や文字の発明、印刷術の発明と続く 年が終わる寸前に、人類文明にとってもうひとつの重大事が起きた。コンピューターの発明とネットワーク化の進展だ 言葉や文字のない時代には戻れないように、もはや人類は「コンピューター以前」に逆行はできない。前例のない文明環境をいかに整え、使いこなすか。その試みは、始まったばかりだ。」
私たちの一生をこの宇宙カレンダーに当てはめて考えると、大晦日の午後11時59分ウン秒のようなもの。 宇宙時間から見れば一生といってもほんの束の間。 何をあくせく思い煩うことがあろうともいえますが、だからこそ逆に、カゲロウのようにはかないとしても、生きている証を精一杯主張したいと思います。 
次代に夢を託して・・・


      塾長のつぶやき        ホーム