さくら貝 (06/3)

うるわしき 桜貝ひとつ     去りゆける 君に捧げん    

 この貝は 去年(こぞ)の浜辺に    われひとり 拾いし貝よ

 皆さんはこの土屋花情作詞の「さくら貝の歌」をご存知でしょうか。 

「さくら貝。 帰ってみたらこんなに見つけていたのかと思うほど、浜辺では波を気にしながら歩いてばかりいたんです。 キリットした寒い日でした。 富士山がきれいでした。 子供に返った一日でした」 去年の暮れ、妻の友人が湘南海岸を散歩していて見つけた、と送ってきてくれた薄紅色の桜貝をダイニングのテーブルの上に飾っています。 先月下旬、高校3年生の最終授業の後、女生徒をダイニングへ案内して、この桜貝を見せました。
「72歳になっても、詩情を失わず、しかも友達を思いやってこんなに美しいものを拾い集めて送ってあげられる。 こういう気持ちをいつまでも失わない人になってもらいたい。 君たちは目前に迫った入試で頭がいっぱいかもしれないが、変な塾の先生が、入試の直前に変なことを言っていたということを覚えていてくれたら嬉しい」と彼女たちに話しました。


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