毎年の絵葉書が途切れる     (03/9)
 「先生、二学期の中間試験が終わったら、休みをとってどこか外国へ行ってきてください。小学校のときからずっと、毎年もらった絵葉書をちゃんと貯めているのに、今年はキャンセルしたからもらえないじゃないですか」と高校1年生の一人が言いました。
 小6生、中1生や途中入塾の人はご存じないかもしれませんが、私たちは毎年1回海外旅行に出かけた際、友人や知人だけでなく、塾生全員に、現地の絵葉書で英文の便りを出してきました。一度に百数十枚の絵葉書や切手を買うので、お土産屋さんも郵便局の人もびっくりして、おまけしてくれたり、切手張りを手伝ってくれたこともあります。
今年は慧子のガン騒ぎで急遽キャンセルし、この
伝統が途切れたので、この発言となったものです。
 旅行中、どんなに疲れていても、ホテルに入ってから毎晩必死で書いてきました。自分たちの判断で勝手に授業を休むお詫びの印しと、英語塾として皆に少しでも外国の雰囲気を味わってもらいたいという思いから続けているものです。その絵葉書をずっと保存してくれている子がいることを知って本当に嬉しくなりました。
やっぱりこれだけは「今後も止められないなー」と話しています。


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