怨霊言霊信仰が支配してきた日本                         (06/11)

 「逆説の日本史」  ――井沢元彦著 小学館文庫
    

 8月以来このシリーズにはまっています。 著者は、現在の歴史研究は、1) 日本史の呪術的側面の無視ないし軽視 2) 滑稽ともいうべき史料至上主義 3) 権威主義 という三大欠陥に陥っていて正しい解釈がなされていないと指摘。特に、古代からの日本人の怨霊信仰、言霊信仰がいかに歴史に影響を与えているかということを詳細な文献資料から推論、展開している。 私は高校時代、日本史と世界史を履修しましたが、ほとんど聴いたことのない解釈で、新鮮でかつ説得力があり、暇を見つけて読み進めています。 高校1・2年生で、日本史を履修中の人は、ぜひ読むといいですよ。「なぜ出雲大社の方が奈良の大仏より大きいか」「将棋は世界最高のゲーム」など「歴史は面白い」ということが実感できると思います。 何巻で完結するのか知りませんが、第8巻でやっと戦国時代です。 ハードカバー本もあるようですが、文庫本で十分です。 今まで歴史に興味が湧かなかった人も、きっと魅了されると思います。


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