月の語源 

 

●日本
 「つき」の語源については、明るさが太陽の次ぎだから「次(つぎ)」の意味とする説や、月は一ヶ月に一度欠けて無くなってしまう事から、

光が「尽きる」と言う意味の語源説があります。ウサギが餅をついているという語源説もあります。

「ゲツ」の方は月が満ち欠けする「闕(ケツ)」(欠けるの意味)から来ています。

 ●海外
 ラテン語で月の事を「ルナ」と呼ぶが、これを語源とする英語の「ルナ」あるいは「ルナシィ」は“狂気”と言う意味も持つ。

古代ギリシアでは月を意味する「セレネ」が語源。しかし、これから発展した「セレニアコス」と言う言葉は“精神に異常をきたした人”と言う意味。

「ルナティック」、精神異常者。狂気的というのも。

  

 ●ラテン語からきたlunaの英語訳(研究社英和辞典より)
 “lunatic”は月の、月的な、狂気のという意味
神話 ルナ 月の女神; ギリシャ神話の Selene に当たる; cf  Diana 1 ラテン語「月」の意 

lunacy 1 精神異常、狂気 2 [具体的には]愚行、狂気のさたLUNATICの名詞形
lunar 1 月の;月で使用する;月の作用による(cfsolar)  
2 a月に似たb三日月形のラテン語「月の」の意(LUNA+AR)
lunarclendar 太陰暦
lunardy  太陰日約24時間50分
lunareclpse 月食
lunarmnth 太陰月 約29日12時間44分;俗には4週間
lunaryar 太陰年 月の運行による;12か月でsolar yearより約11日短い
lunate 新月[三日月]状の
lunatic 1 精神異常者、狂人2 変人、愚人
(more 〜; most 〜)
1 精神異常(用)の 2 行動など 狂気じみた、ばかげた
ラテン語「月に影響された」の意; 昔は月から発する霊気に当たると気が狂うとされたことから
lunatic asylum 精神病院 ★ 比較 今では psychiatric [mental] hospital [institution] という
lunatic fringe [集合的に;通例the〜](社会・政治運動などの)少数過激派[熱狂者たち]

  

●月の英語訳(研究社英和辞典より)
 英語の月も調べましたがほとんどよくない内容のものでした。
 以下に moonの語訳をそのまま列記します。
  1 +副 (あてもなく夢心地で)うろつく、ぼんやりする about、around  
  2 +over+(代)名 …に夢中になって ぼーっと時を過ごす   
  3 俗 (いたずらや人を侮辱するために)露出した尻を突き出す 

  

bay (at) the moon (1) 月にほえる (2)無益な企てをする  (3)絶えずぐちをこぼす
cry for the moon 得られないものをほしがる、できない事を望む
once in a blue moon ごくまれに、めったに…ない
over the moon 非常に幸せで;大喜びして★由来「うれしくてとび上がって月を越えるほど」の意の誇張表現
promise a person the moon 人に果たせそうにない約束をする
moonbeam (ひとすじの)月光
moon faced 顔のまんまるい
moonflower ヨルガオ、ユウガオ
Moonie 原理運動支持者
Moonism 世界基督教統一神霊協会主義、原理運動 協会の始祖の韓国人 Sun Myung Moon (文鮮明)から
moonless 月のない
moonlight 月光、月光の、月明かりの (本来の仕事のほかに、特に夜間に)内職[アルバイト]をする
moonlight flit 夜逃げ
moonlit 月光に照らされた、月明かりの
moonquake 月震 月の地震
moonrise 月の出(の時刻)
moonscape 1 月面風景 2 (月面のように)荒涼とした風景[原野]
moonset 月の入り(の時刻)
moonshine 1 ばからしい考え、たわごと 2 密造酒特にウイスキー
moonshiner 酒類密造[密売]者
moonshot 月ロケットの打ち上げ
moonstone 月長石
moonstruck 気のふれた狂気は月の光によると考えられたことから;cf lunatic,loony
moony 夢心地の、ぼんやりした

●ツキ
 
運のいいことを「ツキがある」「ツイている」というけど、このツキは月をさすとか。 
月は本来「憑く」の意味を持ち、神霊が乗り移った状態を表す。

 

●外国での満月の呼び方(1)

月 

呼び名

 

新 月:New Moon
三日月:Cressent
上  弦:First Quarter

        1st Qtr

満  月:Full Moon
下  弦:Last Quarter

        3rd Qtr

January/1月  Wolf Moon winter 1st - Moon after Yule
February/2月 Snow Moon winter 2nd -Wolf Moon
March/3月 Worm Moon winter last - Lenten Moon
April/4月 Pink Moon

spring 1st - Egg, Easter or Paschal Moon

May/5月 Flower Moon spring 2nd - Milk Moon
June/6月 Strawberry Moon spring last - Flower Moon
July/7月 Buck Moon summer 1st - Hay Moon
August/8月 Sturgeon Moon summer 2nd - Grain Moon
September/9月 Harvest Moon summer last - Fruit Moon
October/10月 Hunter's Moon autumn 1st - Harvest Moon
November/11月 Beaver Moon autumn 2nd - Hunter's Moon
December/12月 Cold Moon autumn last - Moon before Yule

 

●外国での満月の呼び方(2)

  Set #1  Set #2  Cherokee  Ottewell  Wiccan  Others 
January  Old  Wolf Cold  Moon After Yule  Wolf    
February  Snow  Snow Bony     Storm    
March  Sap  Worm Windy  Lenten  Chaste  Crow Crust 
April  Grass  Pink Flower  Egg  Seed  Moon of the Red Grass Appearing 
May  Milk  Flower Planting     Hare    
June  Rose  Strawberry Green Corn  Flower  Dyad  Honey 
July  Thunder  Buck Ripe Corn  Hay  Mead    
August  Green Corn  Corn Fruit  Grain  Wyrt  Sturgeon
September  Fruit  Harvest Nut     Barley    
October  Harvest  Hunter's Harvest  Hunter's  Blood    
November  Frost  Beaver Trading  Hunter's  Snow    
December  Long Night  Cold Snow  Moon Before Yule  Oak    

 

●日本の呼び方

月齢(age)  English 呼び名・月名異称  説明   
1日目(0)  New Moon 新月、朔 、朔日(さくじつ)  陰暦毎月一日に出る月、日食など起きる。地球から月を見るとちょうど、太陽のすぐ近くにあり、月を見ることはできない。かつては新月を過ぎて初めて見える月(三日月)を新月といっていたが。西洋天文学の影響で、朔を New moon ということから新月となった。  大潮 
2日目(1)   二日月、既朔(きさく)  肉眼ではぼんやりとしか見えない。季語では、特に旧暦8月2日の夜の月のことをいう。江戸初期「二日払い」といって、吉原などの勘定払いがあり、遊び人にはとても怖い夜だったとか。  大潮 
3日目(2) Crescent
Waxing Crescent
三日月、三夜、初月、虚月、蛾眉(がび)、蛾眉月(がびげつ)、若月 、眉月、始生魄(しせいはく)、初魄(しょはく)、新月(しんげつ)、初月(しょげつ)、初弦(しょげん)、偃月(えんげつ)、 欠月(けつげつ)、初三の月(しょさんのつき)、繊月(せんげつ)、彎月(わんげつ)、月の眉、鈎月(こうげつ)。月の剣、朏(ひ、みかづき) 、夕月(ゆうづき)  陰暦で毎月三日に出る月。陰暦では新月を含む日が一日なので、厳密には月齢2になる。月齢2は我々が普通考える三日月型よりも、はるかに細く見えにくい月。 季語では、特に旧暦8月3日をさす。朏(みかづき)は、初めてとばりを開いて姿をだすの意。江戸時代には毎月3日の欄に朏(みかづき)暦があったという、これは朔が見えないから月の初めの日を知るには便利なものであった。夕月は一般に三日月を指した。  中潮 
4日目(3)   四日月  (夕月) 中潮 
5日目(4)   五日月  (夕月) 中潮 
6日目(5)   六日月  (夕月) 中潮 
7日目(6) Half Moon
Fast Quarter
1st Qtr
上弦、弓張月、弦月、恒月、半月、破鏡 、七日月  陰暦で毎月7〜8日に出る月で夕方に見える半月。ちょうど正午ごろ昇り日没時に南中し真夜中に弦を上にして沈むことからこう呼ばれる。季語では旧暦8月7日の月をいう。  小潮 
8日目(7)  Half Moon
Fast Quarter
1st Qtr
上弦 、八日月  陰暦で毎月7〜8日に出る月で夕方に見える半月。ちょうど正午ごろ昇り日没時に南中し真夜中に弦を上にして沈むことからこう呼ばれる。季語では旧暦8月7日の月をいう。  小潮 
9日目(8)   九日月、十日あまりの月    小潮 
10日目(9)    十日月、十日夜(とうかんや) 、十日あまりの月 陰暦で十日頃の月。陰暦10月10日の夜に収穫を祝う。  長潮 
11日目(10)  Waxing Gibbous 十一日月、十日あまりの月    若潮 
12日目(11)    十二日月     中潮 
13日目(12)    十三夜月、十三日月、豆名月、栗名月、後の月(のちのつき) 、月の名残(つきのなごり)  陰暦で毎月13日の夜の事を指すが、特に、旧暦の9月13日の夜の事を指す。8月の15日に対して、後の月(のちのつき)と呼ばれ、十五夜についでつきが美しいとされ、宮中では、古くから月見の宴が催された。また十五夜の芋名月(芋を供える)に対し9月の十三夜は枝豆や栗を供えるので、豆名月や栗名月とも呼ばれる。  中潮 
14日目(13)    十四夜、十四日月、待宵月、小望月(こもちづき)、幾望(きぼう) 、  どれも満月に近い月のことをいう。 望月の前夜に出るところから小望月といわれる。満月に近い月のことをさす。  大潮 
15日目(14)
Full Moon 十五夜、十五日月、満月、望月、芋名月、望 (もち)、三五の月(さんごのつき)、名月(めいげつ)、天満月(てんまんげつ)  陰暦で毎月15日の事を指すが特に陰暦8月15日の夜をさすこともある。陰暦8月15日は秋(7〜9月)の最中にあたるので中秋といい、観月の好時期なので名月とされた。また芋を供えるので芋名月とも呼ばれる。中国の仲秋節にならったものらしい。 8月14,15,16日の3日間をもち月といった。天文学の未発達で、満月が前後したためである。「三五の月」は、3×5=15(十五夜)からくる言葉遊び。  大潮 
16日目(15)    十六夜(いざよい)、十六日月、既望(きぼう)、不知夜月(いざよいつき) 、哉生魄(さいせいはく)  陰暦16日の夜の事を指し、その月の事を十六夜の月という。「いざよう」とは、ためらう・ぐずぐずすることの意味、十五夜よりしばらく遅れて上る事から月がためらっていると見立てていざよいと呼ばれるようになった。また別名では既望(きぼう)とも呼ばれる。  大潮 
17日目(16)    立待月(たちまちづき)、十七夜月 、十七日月、既生魄(きせいはく)  立待月は陰暦17日目の月の事で、特に陰暦8月17日のことを指す。日没後、立ちながら待って、そんなにくたびれないうちに月が上る事。  大潮 
18日目(17)    居待月(いまちづき)、座待ち月、十八日月  十八夜、居待月は陰暦十八日の月の事。 立っていたのではくたびれるので座って待つ事。  中潮 
19日目(18)  Waning Gibbous 寝待月(ねまちづき)、十九日月、寝待の月、寝待ち、臥待月(ふしまちづき) 、 寝待月は陰暦19日の月の事。寝待とはその字のとおり「寝て待つ」ということで、月の出がますます遅くなるので、もはや寝て待つという意。  中潮 
20日目(19)    更待月(ふけまちづき)、二十日月(はつかづき) 、亥中の月(いなかのつき)  更待月は陰暦20日の事なので、二十日月(はつかづき)とも呼ばれる。夜がふけてようやく上ってくるのでこう言われる。 亥の正刻(22時頃)に上ることから亥中の月とも 呼ばれる。  中潮 
21日目(20)    二十一日月     中潮 
22日目(21)    下弦 、二十二日月  陰暦で毎月22〜23日に出る月で明け方に見える半月。ちょうど日の出時に南中し、弦を下にして沈むので、下弦と呼ばれる。  小潮 
23日目(22)  Half Moon
Last Quarter
3st Qtr
下弦、二十三夜月、二十三日月、二十三夜待、弓張月 、下の弓張月  夜半過ぎまで月待ちをすることで願いごとがかなう「二十三夜待ち」という風習があった。二十三日のマチ事。江戸時代、この日は阿弥陀如来の智恵を表す勢至菩薩の縁日で、智恵の光明は普(あまね)く一切の衆生(しゅうじょう)を照らし救済すると信じられ信仰を集め、正(一月)、五月、九月の二十三夜待は広くおこなわれた(マチとは祭りのことをさす)。  小潮 
24日目(23)    二十四日月     小潮 
25日目(24)    二十五日月     長潮 
26日目(25)  Crescent
Waning Crescent
二十六夜待 、二十六日月、後(あと)の月  二十六夜待、午前3時頃昇り、「二十六夜待ち」と呼ばれる月待ち信仰があった。この月齢の月は、下弦の三日月で月の出の際、まず両先端が現れ、つづいて本体が姿をみせる。これを三光と称し阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)の化現とみた。  若潮 
27日目(26)    二十七日月     中潮 
28日目(27)    二十八日月     中潮 
29日目(28)    二十九日月     大潮 
30日目(29) Dark Moon
三十日月(みそかづき)、晦(つごもり)、晦日(かいじつ)、つきこもり、堤月  月の光が隠れて見えなくなること。 つごもりは「月陰(つきごもり)」が変化したもので、月が隠れて見えなくなる頃の意。転じて、晦は各月の最終日をさすようになった。ちなみに旧暦30日は三十日払い(みそかばらい)といって代金の支払いを済ませる日でもあった。農村では三十日そば(つごもりそば)といって、月末にそばを食べるしきたりがあった。これが現在の大晦日に食べる風習として残った。  大潮 

 

 

月齢は、**日目から−1がおおよその月齢になります。

 

16日以降の月は、朝まで残るので「有明の月」といわれる。

 

昼間に見える月のことを、昼の月(昼間に薄く見えている月のことから、見えているけど存在感が薄いものを例えていう)といわれているが、出所がよくわからず、月のことを指しているのか、ただ単なることわざなのかはっきりしない、「有明の月」と同じ程度だと思う。

 

大潮:約半月ごとに発生する、潮汐の干満の差が最大となる潮

中潮:大潮と小潮の間にある潮、干満が中くらいの潮。

小潮:潮汐の干満の差が最小となる潮。実際には、小潮は上弦及び下弦の月のあと1ないし2日後に起きる。

長潮:潮の干満の差が最も少ないときの潮。

若潮:長潮の翌日の潮で、干満の差が大きくなり始めることをいう。

 

潮汐:潮は朝潮、汐は夕潮のことをいう。

 

ニュージーランドの古代ポリネシア語には全部の月齢に呼び名がついているという。