● 時間・周期・暦    
     
Launch Time からの経過時間 MET(Mission Elapsed Time) 打ち上げ時刻から着水までのミッション経過時間を表す。 
アメリカ中央標準時  CST(Central Standard Time) 中部時間
アメリカ東部夏時間 EDT(Eastern Daylight Time) サマータイム
アメリカ東部標準時/アメリカ東部時間 EST(Eastern Standard Time)/ET(Eastern time) 日本標準時-14時間(ニューヨーク等)
うるう年(閏年) leap year グレゴリオ暦を参照。
グリニッジ恒星時 GST; Greenwich Sidereal Time 地球の経度0度のグリニジ子午線に対する地方恒星時。グリニジ地方恒星時に経度(東経を+とし、時間の単位で表す)を加えるとその地点の地方恒星時が得られる。天体暦には毎日の世界時0時のグリニジ視恒星時(詳しい天体暦では平均恒星時も併記している)が表にして与えてある。日本標準時Tにおける東経λの地点の地方恒星時をθ、その日の世界時0時のグリニジ恒星時を表から求めてθ0とすると、θ=(T−9h)+Δθ+θ0+λとしてθが求められる。(T−9)で時刻を世界時になおし、(T−9)時間を恒星時時間に換算するために加える補正値Δθは(T−9)の値に対して1時間当たり9.8565秒の割合で計算する。これにθ0を加えるとTにおけるグリニジ恒星時となり、さらにλを加えればその地点の地方恒星時が得られるのである。厳密には視恒星時の計算には、章動に対する考慮を加えたΔθの取り扱いをするが、0.001秒の精度までは上式を用いても誤差を生じない。
グリニッジ平均時(世界標準時) GMT(Greenwich Mean Time) グリニッジ標準時(Greenwich mean time)は世界標準時(Universal Time)とも呼ばれ、天文学において基準になる時間である。天文学においては満月を示す時刻は、その国の時刻表示が無い限りグリニッジ標準時を基に出され、日本ではJST(日本標準時)21時を基にしている。
グリニッジ平均太陽時 GMST(Greenwich Mean Solar Time) 世界標準時(GMT)のこと。
グレゴリオ暦 Gregorian calendar 1年を366日にする年を「閏年」といい、365日の年は「平年」。地球が太陽を1周するのに、実際には365.2422日(1回帰年という)を要するため、1年を365日にすると毎年0.2422日分が誤差として蓄積されてしまう。そこでこの誤差を修正するため、4で割り切れる年を閏年366日、そでも誤差があるので、100で割り切れる年は平年、400で割り切れる年は閏年。このような暦を「グレゴリオ歴」と呼ぶ。1582年、グレゴリオ13世によって制定された。日本では明治33年(1900年)グレゴリオ歴に改正された。
恒星時 Sidereal Time 恒星を基準にして測った時刻。恒星時は、春分点を基点として、地球の自転軸を中心に、東回りに観測地点の子午線までの角度を時間単位で表したもの。
歳差運動(日月歳差) lunisolar precession 地球の赤道方向が少し膨らんでいるため太陽の引力で微妙にズレてくる、これは地球の自転軸の方向が一定していないため、黄緯は一致しているのに、黄経が一様に増加していることにヒッパルコスが気づいた。黄経の原点(春分点)が黄道上を東から西へ、毎年50″ずつ移動し、約25,800年の周期で大きく首振り運動をしている。この首振り運動を歳差運動と呼んでいる。
秋分点 autumnal equinox 太陽が天の赤道の北側から南側に移る際に通過する交点を秋分点(降交点)という。
ベッセル年(ベッセル年初) Besselian year 太陽が、春分点を出て再び春分点に戻ってくるまでの時間、365.2422日。これは1900ベッセル年初の値で、100年間で0.53秒づつ短くなる。暦では、1年が365日と366日になるときがあるため、年初から次の年初までの間隔は一定ではない。これでは、困る場合があるので、天体歴では「年の初めを太陽の平均黄経が280度になるとき」と決めている。これを「ベッセル年初」と呼ぶ。ベッセル年初は、だいたい1月1日付近にある。
ミランコビッチ周期 Milankovitch cycles ユーゴスラビアの天文学者(1879〜1958)、地球の自転や公転運動に伴った非常に長い時間での変動周期、地球と太陽との距離も変化する。この変動率はおよそ10万年周期で変動。さらに41万年でも変動、変動周期4万1千年であることを見出した。
ユリウス日 JD(Julian date) 紀元前4713年1月1日の正午を基点として通算した経過日数。ユリウス通日または積日ともいわれる。西暦1582年にユリウス暦を改良して現在のグレゴリオ暦が制定された際に、スカリーガー(仏)が改暦によって生じる年月日の混乱を防ぐ目的をもって考案、自分の父親ユリウス・スカリガーに敬意を表して付けた名。暦どうしの対照や七曜、干支などを知るのに非常に便利で、天文暦学、年代学上の世界共通の日付として用いられている。さらにユリウス日を利用すれば任意の2地点の時間々隔を、日を単位としてたやすく求めることができるので、惑星や連星の軌道計算、変光星の観測などにも便利に用いられる。注意するのはユリウス日の1日の起点は世界時の12時で、ふつうの日付よりは0.5日おくれていることである。なお時分秒は日の少数であらわす。ユリウス日の計算は天文年鑑、理科年表などに記載されている。ユリウス日から2400000.5日を引いた準ユリウス日もある。例えば、2000年1月1日正午が2451545日、準ユリウス日が 51544.5日となる。
ユリウス暦(ユリウス歴) Julian Calendar ヨーロッパでは1582年にグレゴリオ歴に変わるまで使われていた暦。紀元前46年ユリウス(シーザー)はローマ暦を改めて、1年の12ヶ月を朔望月に関係のない便宜上の区分とする太陽暦に切り替え、平日を365日とし、4年ごとに1日を加えて閏年とすると定めた。ただしこの置閏法が正しく行われたのはアウグスッス帝により、紀元8年からで、以後は紀元年数が4で割り切れる年が閏年となった。この両者の名は、7月のJuly、8月のAugustに記念されている。1582年ローマ法王グレゴリオ13世はこのユリウス暦を改正して、紀元年数が400で割り切れない年は平年とするとした。これが現在使われているグレゴリオ太陽暦である。したがって現在の年初、月の大小の日数と順序はすべてユリウス暦のまま使われている。ユリウス暦は精密で単純なので、ユリウス以前にもさかのぼって用いられる。またその1年の長さ365.25日をユリウス年その100年をユリウス世紀といい、ともに天文学における長期の時間単位に使われることが多い。グレゴリオ暦の1年の長さは365.2425日に相当し、回帰年の365.2422日に非常に近くなっている。
夏至点 summer solstice equinox
黄道上で太陽が進む方向に春分点から90°離れた点を夏至点という。太陽がこの点にくると天の赤道から北にもっとも離れる。太陽が夏至点を通過する現象が夏至。Solsticeは太陽が静止するという意味のラテン語。日本では6月21日ごろ。
夏時間 daylight saving time/summer time 直訳⇒日照節約時間。アメリカでは4月の第1日曜日の午前2時に始まり、10月の最終日曜日の午前2時に終わる。
会合周期(朔望周期) synodic period 惑星の合から合までの、あるいは衝から衝までの平均時間。惑星や月が、地球そして太陽と一直線に並んだときから、再び同じ順序で一直線に並ぶまでの時間をいう。月の場合は新月から新月までの時間をいう。
協定世界時 UTC; Coordinated Universal Time 原子時計を基に決められた時間。原子振動に基づく原子時の秒を刻み、地球自転に基づく世界時の時刻との差が±0.9秒を越えないように管理された時刻系。秒調整が必要なときは、1秒の閏秒を入れたり引いたりする。
極運動(自由章動) polar motion 地球自体に対して自転軸が運動する現象。最大のものは、チャンドラー周期と呼ばれる430日位の周期。
近点年 anomalistic year 365.25963555日(365日06時13分52.512秒)。近日点から近日点まで移動する周期。恒星年よりわずか5分ほど短い。
近日点 perihelion 惑星・小惑星や彗星などの天体が太陽の周りをまわる楕円軌道上で、太陽に最も近づく地点。ケプラーの法則により、近日点では公転の速さが最も速くなる。地球の場合、1億4709万9000kmです。
month 1〜12月までの各月又はひと月(30日)を基準単位として時間経過を表すときに使用する。
公転周期 period(orbital period) 天体が他の大きな天体の軌道上をまわるのにかかる時間。
恒星日 sidereal day ある地点の子午線を星が通過して、次に同じ星が再び通過するまでの時間。平均太陽時で表せば、23時間56分4.091秒。
恒星年 Sidereal year 365.25636304日(365日06時09分09.767秒)恒星を基準にして地球が太陽の周りを1周する(太陽が黄道を1周する)平均周期。
国際原子時 IAT(International Atomic Time) 1967年10月のパリにおける第13回国際度量衡総会において、時間の単位である秒を次のように決めた。「秒は、セシウム原子(Cs)の基底状態における2つの超微細準位間の遷移に対応する放射の、9192631770周期の継続時間とする。」、これによって作られた時刻系を原子時という。世界各地の原子時計データから国際度量衡局が決めた時刻系を国際原子時と呼ぶ。
歳差 precession 天の北極(北極星ではない)が恒星に対して約25920年の周期でゆっくりと逆行(右回り)しながら一周(小円を描く)する現象。ちょうどコマの首振り運動と同じようなもの。地球の地軸は黄道面に対して23.5度の傾きを持っているため、傾きはじめたコマが見せるような運動をしている。これを歳差運動という。地球の歳差運動によって、天の北極は黄道北極を中心にして半径23.5度の円周上を25920年かかって一周、1年間に約50″の角度で移動。現在、北極星が天の北極付近にあるが、紀元14000年ころには七夕の織り姫星「こと座α星ベガ」が天の北極の近くに輝く。
歳差運動 Lunisolar precession 地球の赤道方向が少し膨らんでいるため太陽の引力で微妙にズレてくる、これは地球の自転軸の方向が一定していないため、約25,800年の周期で大きく首振り運動をしている。この首振り運動を歳差運動と呼んでいる。14,000年頃は現在の北の目印北極星がこと座ベガ付近に自転軸が移動する。
solstices *
至点 solstice equinox 夏至点、冬至点をあわせて至点という。
time 時分秒を指す。普通は60分を1時間と表現し最大24時間が1日になるが、スポーツで経過時間を計るときのように秒以下を含めて時(Time)と表現する。時が経つなどと月日の経過を表現するときもある。
時刻帯 time zone ある時間から時間までを指す。
自転(自転周期) rotation period
天体が、自分の重心のまわりに、自分自身回転する現象を自転という。1回転にかかる時間を「自転周期」という。
秋分/秋分点 autumnal equinox 太陽が天の赤道を北から南に横切る点を「秋分点」という。太陽が秋分点にあるとき。黄経は180°。尚、春分・秋分ともに昼夜同じ長さに思うが実際は大気差で昼のほうが15分ほど長い。
春分 vernal equinox(March Equinox) 太陽が天の赤道を南から北に横切る点を「春分点」という、太陽がこの点を通過するときを「春分」と呼ぶ。3月20〜23日、春分点は、赤経も黄経も、ここを基点にしているため、天文学では重要な位置となっている。
春分点(分点) First Point of Aries、vernal equinox 太陽が天の赤道の南側から北側に移る際に通遇する交点を春分点(昇交点)という。ギリシア時代にひつじ座にあった春分点は、現在西隣のうお座にある。春分点の記号はひつじ座の記号(♈)を使うのはギリシア時代の名残り。
準ユリウス日 MJD(Modified Julian Day) ユリウス日で表すと相当大きな数となってしまうのと、日付の変わり目が正午となっているため、グレゴリオ歴と異なっていて不便。そこで 国際天文学連合は1973年の総会において世界時の1858年11月17日0時、すなわちユリウス日の2400000.5日を新起算日とする「準ユリウス日」が採択された。
章動(しょうどう) Nutation 地球の自転軸は23.5°の小円上を正確に動かずに、平均位置のまわりを18.6年の周期で小さく振動している。太陽・月・惑星の距離はたえず変化する、太陽は1年に2回、月は毎月2回天の赤道を通過し、そのたびごとに歳差を起こす力は0となる。月の軌道面は、18.6年周期の章動により同じ周期で月の軌道が変化していることが原因。
食年 ecliptic year 太陽が、黄道と白道の交点を通過してから、再び通過するまでの平均時間を1食年という。1食年=346.620日。交点は太陽の摂動のために18.6年の周期で黄道上を逆行。そのため1恒星年(365.2564日)より短くなる。
新暦日 NSまたはN.S(New Style Date) グレゴリオ暦のこと。
真太陽時 True Solar Time 太陽が、真南の位置に来る瞬間を「南中」というが、太陽が南中してから再び南中するまでの時間のことを「真太陽日」と呼ぶ。1日の始まりが真っ昼間であると不便なので、1日の始まりを「太陽の南中時+12時間」として決められた時刻系のことを「真太陽時」と呼ぶ。
真太陽日 True Solar day 太陽が南中してから再び南中するまでの時間のことを「真太陽日」と呼ぶ。
世界時(世界標準時/標準時/ユニバーサルタイム) UT/UTC(Universal Time/Universal Time Coordinated) 世界標準時は、地球の自転を基に決められた時間。天文学では、世界各地の観測結果などを照合する機会が多いため、世界共通の時刻系として「世界時」と呼ばれるものを採用。「イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線上の平均太陽時」(Greenwich Mean Time:GMT)が世界時の基準に採用されている。
太陽年(回帰年) tropical year 365.24219029日(365日05時48分45.241秒)。太陽が春分点を出て再び春分点に戻ってくるまでの平均周期。回帰年ともいう。100年間で約0.53秒づつ短くなっている。春分点の移動(歳差)のため、恒星年より短い。
太陽歴 solar calendar 太陽の運動を基準にして決められた暦を「太陽暦」と言いますが、最初に太陽暦を使っていたのはエジプト。これがローマに伝わって、時の皇帝であるユリウス・シーザーが「ユリウス歴」を紀元前45年に制定。これが、長い間利用されていたが、16世紀には誤差が10日余りにも達したため、ローマ法皇グレゴリウス13世が今日使われている「グレゴリオ歴」に改正。
地方恒星時 LST; local sidereal time 観測地点における恒星時を「地方恒星時」という。
中央ヨーロッパ時間 CET(Central European Time) 中央欧州標準時。GMT + 01:00。アムステルダム、ウィーン、コペンハーゲン、ザグレブ、サラエボ、スコピエ、ストックホルム、ソフィア、パリ、ビリニュス、ブラチスラバ、ブダペスト、プラハ、ブリュッセル、ベオグラード、ベルリン、ベルン、マドリード、リュブリャナ、ローマ、ワルシャワ。
通日(つうじつ) The counted days which it let pass(day of year) 普通は1月1日から1年間通して数えた日数をいう。ユリウス日や準ユリウス日の場合は、年を無視して、ある起算日から数えた日数を表す。
天体暦 almanac、ephemeris 地球の公転運動を基準にした暦。専門家が天体のあらゆる現象の予報位置等を精密な観測に使用できるように編集されたものをいう。毎年刊行されるものに英暦、米暦(この両者は米英の共同製作)。仏暦、独暦、ソビエト暦、日本では海上保安庁水路部の天体位置表。天文年鑑、理科年表等も天体暦。
天文時計 Astronomical clock 地球の自転によって天体は日周運動をする。天体が日周運動によって子午線を通過する時刻をはかって位置をきめ、さらにその位置を使って時刻をきめてきた。この地球の自転の速さを正確に保つものとして時計が発明された。地球の自転を正確に保つこと、つまり天体の日周運動に正確に一致しているような時計がなくては、精度の高い天文観測はできない。このために特に精密に作られた時計を天文時計という。電子工学を利用した時計ができるまでは、振子の等時性を利用した振子時計が使われてきた。振子の1往復が2秒の長さで、外部の影響をさけて地下室で運転され、秒信号は電気的に外部に取り出されていた。しかし電子工学の発達で、水晶や原子の振動が容易に利用できるようになってからは、水晶時計、原子時計に天文時計の役目をゆずった。天文観測には過去から現在、未来へと続く一様な時の流れということが非常に重要で、この一様な時の流れによって天文現象は観測され研究されてきた。この時の一様さを保つにも天文に使用する時計は、最も精密なものでなくてはならない。
冬至点 winter solstice equinox 黄道上で太陽が進む方向に春分点から270°離れた点を冬至点という。太陽がこの点にくると天の赤道から南にもっとも離れる。太陽が冬至点を通過する現象が冬至。Solsticeは太陽が静止するという意味のラテン語。日本では12月22日ごろ。
二十四節気 Twenty-four seasons(24 seasonal marks) 太陰暦(旧暦)が使われていた頃に作られたもの。月日と季節が大きくずれるのを補う意味を持っている。太陽の黄経15度ごとに、その季節を表す言葉で表現。月日は毎年ほとんど同じだが、1〜2日ずれることがある。
日周運動 diurnal motion 地球自転のために観測者に対して、星空全体すなわち天球がほぼ1恒星日周期で西に向かって回転して見える現象。
日付変更線 International date line 東経180度の子午線と西経180度の子午線は同じものですが、東経180度の時差は「世界時+12時間」、西経180度の時差は「世界時ー12時間」となり、まる1日のズレが生じるので、この子午線を「日付変更線」とし、東経側から西経側へ通過するときは同じ日を繰り返すこととし、その逆の場合は翌日の日付にすることが決められている。ただし実際の日付変更線は、地形的あるいは政治的な都合から、真っ直ぐにはなっていない。
日本中央標準時(日本標準時間) JST(Japan Standard Time) 東経135度で明石の子午線上の平均太陽時をいう。実際の観測は東京天文台で世界時を求め、それに9時を加えたものとしている。
year 365.25636304日(365日06時09分09.767秒)。
年周光行差 annual aberration 地球の公転運動によって天体からの光の到来方向が、地球公転運動速度ベクトルの方向へずれるのが年周光行差である。
平均春分点 mean equinox 春分点の移動には歳差のほかに、微小ではあるが章動という周期的変動が重なっているが、いちいち衝動を計算に入れるのは面倒なので、歳差という一方向きの一様な変化のみを与えた春分点。
平均恒星時 mean star time 歳差による一様な移動のみを考えた平均春分点に対する地球の自転周期を平均恒星日といい、平均恒星時の24時間とする。この場合平均恒星日の長さは一定になると考えらるので、平均恒星時の進みも一様になり均一恒星時ということもある。1平均恒星日の長さは恒星に対する真の地球の自転周期よりも、平均春分点の1日当たりの歳差だけすなわち0.008秒短い。また太陽が平均春分点を出発してふたたび回帰するまでの長さは、平均太陽日で365.2422日であるが、この間に春分点は太陽よりも1回多く地球をまわるから、これを平均恒星日ではかると366.2422日と日数の上で1日多い数字となる。したがって平均恒星時と平均太陽時の長さの関係は次のようになる。1平均恒星日=23h56m4.s0905 平均太陽時、1平均太陽日=24h3m56.s5554 平均恒星時。
平均太陽時 mean solar time 現在世界中で共通の時系として常用されているのは「仮想太陽」の「平均太陽時」。略して平均時という。平均時0時から翌日の0時までの24時間を平均太陽日という。世界時はグリニジ平均時のことで、日本中で使われる日本標準時はこれより9時間進んでいる時刻である。平均太陽は仮想の天体であるが、実在の太陽の位置と黄道上であまりはなれないように考案されている。
平均太陽日(平均太陽) mean solar day (average solar day/mean sun time) 日時計の表す時間が、この真太陽時に相当。しかし真太陽日の長さは一定ではない。そこで現在では、1日の長さが一定になるような仮想太陽である「平均太陽」を考えて時刻を決めている。24時間3分56.555秒。
暦表時 ET(ephemeris time) 地球の自転速度は一様でなく、永年減速と不規則な変化をするので、地球の自転にもとづく恒星時や平均時の長さは物理的に一様でなく、理論通りに正しく太陽や月が運行していても、見かけ上その運行に進み遅れが生じたように観測される。そこでこの月などの観測結果から逆に地球の自転の不等を求めて、力学的に天体の運動を満足する時の流れの一様な時系を見出すことができる。このような力学時を暦表示という。1960年の天体暦からは暦表示が引数として採用された。年々わずかずつ遅れが発生している。暦表時=世界時+儺