● 効果    
     
アインシュタイン・クロス Einstein Cross アインシュタインの十字。重力レンズ効果によって観測される像の見え方。
アインシュタイン効果 Einstein effect 一般相対性理論で予言されていた、太陽スペクトルが太陽の重力でわずかに長くなること。
ウイルソン効果 Wilson effect A.ウイルソンは、通常の黒点は黒点が太陽の縁に近づくに連れて縁に近い半暗部が広がって見えることに気づいた。このことから黒点は真ん中が凹んでいると推測。1769年の観測結果から1774年に報告した。
ウラシマ効果 Urashima effect 「浦島太郎が故郷に戻ったら、何百年もたっていた」という物語になぞらえ、相対性理論から導き出された効果。亜光速の宇宙船による宇宙旅行を続けると、周囲の時間が進む。つまり、それだけ時間の流れに置き去りにされた状態となる。
エバーシェッド効果 Evershed effect 黒点内の運動。黒点内のガスの流れ。
カシミア効果(カシミール効果) Casimir Effect 真空中に2枚の金属板を置くと金属板同士が引付け合う力。
コンプトン効果 Compton effect 波長の短い電磁波が、物質に当たってエネルギーを減らし、以前よりも波長が長くなって散乱すること。X線やガンマ線に見られる。光の正体が波だけであるならば、振幅は減るものの波長まで変化する事はない。壁に反射した音が小さくなる事はあっても、音の高さが激変しないのはこのため。ということは、コンプトン効果は「光が粒子である」ことを物語っている。
シュレーター効果 Schroter's effect 金星が欠けていくときは、半金星は予報よりも2,3日早く、一方満ちてくるときは遅い。これは金星大気の効果のため。シュレーターが1793年に発見した。
スニャーエフ・ゼルドビッチ効果 Sunyaev-Zel'dovich effect 銀河クラスター(星団)を通り抜けてきた背景放射光子は平均的なエネルギーが高くなっていること。
ゼーマン効果 Zeeman effect ナトリウム元素を加熱して、その発光スペクトル線を観測するとある波長で強く輝く線がある。その光源に磁界をかけたときに、光スペクトル線が数本に分かれる現象。
チェレンコフ放射光(チェレンコフ効果/チェレンコフ光) Cherenkov Radiation エネルギ−の高い荷電粒子が水中などを高速より早く走ると可視光線となって光を放射することをいう。日本の原発でおきた災害がこれです。
ドップラー効果 Doppler effect 観測者に対し、光を発する天体が運動しているとき、スペクトル線は近づいてくるときは青いほうに、遠ざかるときは赤いほうにずれて見え、本来の波長と異なって見える現象。遠ざかる場合の波長ののびはスペクトルの赤い方へのずれでこれを赤方偏移という。ハッブルは観測する銀河系外星雲のすべてに赤方偏移を見出して、星雲の速度距離関係を示した。
ドップラー偏移 Doppler shift 惑星が周っていると、恒星からの光の波長は周期的に長くなったり短くなったりする周期変動のこと。
トンネル効果 Tunnel effect 古典物理学的には越えられるはずのないエネルギー的な壁を、粒子が通り抜けてしまう現象。電子は原子核の周りを回っているが、その軌道の範囲は、確率的には非常に小さいものの、無限遠まで広がっている事になる。この「存在確率は低いが、無限遠に存在する可能性がある」がクセ物で、このことがトンネル効果を生み出している。この現象を利用したのが、トランジスタを始めとするLSIなどである。
フォーブッシュ効果 Forbush effect 太陽活動が活発になると宇宙線強度が減少する(1954年)ことを確認した。
ブラック・ドロップ効果(黒いしずく効果、黒滴効果) black drop 水星または金星が太陽面通過開始時、シルエットが太陽の縁を通り過ぎた第2触直後、及び太陽面通過の終了間際、シルエットが太陽の縁にさしかかる第3触直前、太陽の縁に向かって黒い滴が落ちるようなシルエットに見えること。
ブルキニエ効果 Purkyne effect Jan Evangelista Purkyne がうす暗い所では、青色のものが明るく見える現象を発見した。青い光源と赤い光源とが等しい明るさで光っている場合、その明るさを同じ割合で弱めると同じ明るさに見えず、青い光源のほうが明るく見える、これをブルキニエ効果という。月光は日光に比ぺてはるかに弱いので、短波長の光は日光に比べて少ないにもかかわらず強く働き、その結果月夜は青白く明るく感じられる。
ポインティング・ロバートソン効果 Poynting-Robertson effect 太陽放射圧(輻射圧)によって走向方向にかかるブレーキ現象。
ホーキング効果 Hawking effect ミニ・ブラックホールの蒸発。
マイスナー効果 Meissner effect 絶対零度付近で生じる、トンネル効果のマクロ版。絶対零度付近になると、ビーカーに入れた液体ヘリウムは、ビーカーの壁を伝って外へこぼれ出す。通常ならありえない現象だが、これは量子力学では予言されていたもの。たとえ密閉した容器に入れても、絶対零度付近の液体ヘリウムは「にじみ出す」。
ヤーコフスキー効果 Yarkovsky effect 小惑星が太陽光で暖まり、その熱を赤外線で宇宙放射するとき、その反作用を受けること。
温室効果 greenhouse effect 二酸化炭素が多くなると、地球は温室効果…
光電効果 Photoelectric effect 光が金属に衝突すると、電子が飛び出す現象。これは、光が粒子の性質を持っているため。このときに生じた電子を利用したのがカメラなどに用いる露出計、もっと凄い増幅率を持つのが光電子増倍管で、カミオカンデに使われている。
高赤方偏移 high redshift *
重力レンズ効果(アインシュタイン・リング) gravitational lens(Einstein ring) 恒星や銀河系、銀河団、超銀河団、ブラックホールが発する光が重力によって曲げられ、複数に見えたり、弓状に変形してみえることがある。これが重力レンズで、弓状に曲がった銀河、双子のクエーサー、十文字型に固まって見えるクエーサーなどが見つかっている。重力レンズ効果とも表現する。リング状に見えるものをアインシュタイン・リングという。
衝効果 opposition effect 大気を持たない月、衛星や小惑星が、真正面に太陽の光があたる角度になるにつれて急速に明るくなること。
青方偏移 blueshift 天体(恒星など)が観測者から近づいてくるときには、光のドップラー効果によって、スペクトル線は全体的に青方向(短波長方向)にずれることを青方偏移という。ずれ量を測定すれば、その天体の前進速度を計算できる。
赤方偏移 redshift (記号:z) 天体(恒星など)が観測者から遠ざかっているときには、光のドップラー効果によって、スペクトル線は全体的に赤方向(長波長方向)にずれることを赤方偏移という。ずれ量を測定すれば、その天体の後退速度を計算できる。