しゅぎょー
アンテナをはる
まあ、芝居をやっていれば一度は聞く言葉であろう。
人の言動や物の動きを集中して感じるということだ。
最近の芝居の中には、身勝手に言いたいことだけ言っているものがあったり、会話が成立していないものがあったり…
芝居は「虚構」だけれども、「ウソ」ではない。
客席でも舞台の上でも流れている時間は同じで、ガラスのコップが落ちたりすれば割れることもあるだろう。
普段の生活だったら「割っちゃった」などと言いながら片付けたりするだろうに、舞台では片付けなかったり、ものによっては無視してしまったりする。それはちょっとおかしくないか?
意図があってそうしているのであれば良いけれど、台詞や動きに気をとられていて(それも、自分だけの)気が付かないなんて、変じゃないか?
もっと「アンテナ」を張って芝居をしよう。じゃないと、舞台の上で「生きられない」
奇抜な演出だけでガーガー言ってる芝居は、芝居じゃないと思うよ。
まず、感じなくっちゃ。でないと、空っぽの演技になるし、お客様に伝わらない。
「アンテナ」は、普段の生活の時点から意識が必要で、稽古してうまくなるとかじゃないと思う。
「毎日を大切に生きる」これが、芝居をする人の最も重要な修行じゃないか