つぶつぶ…
ガンダムみたい
“ガンダム”みたいなロボットが作りたい。
昔々、そう思っていた彼は一応大学で機械工学を勉強した。流体力学、熱力学…よくわからない学問を懸命に学んだ。もう本当に、嫌って言うほど…
「俺、馬鹿だった」
その頃のロボットといえば、早稲田で作っていたピアノを自動で弾くようなものと、簡単な産業用ロボットだった。
今でこそ「アシモ」とかあって、なんとな〜くロボットらしいものがでてきたが、よくよく考えるとリモコンのおもちゃのゴツイ版みたいなもので、以前とあまり変わらず、人間の入力がないと動いてくれないわけである。
それを考えると、「宇宙家族ロビンソン」とか、ロボコンとかは、まだまだ先だなと。
「なんだ俺の出番、ちょっと早すぎたんだ」
まあ、できたかできないかは別として、彼は機械工学から足を洗ってしまう。
それと同時に、「やっぱり人間てスゴイ」という意識が芽生えてくる。
そして、運命の出会いが待ち受けていたわけだ。