しゅぎょー
いいわけ
まあ、芝居に限らず、誰にでもあることだが、「いいわけ」と言うとあまり聞こえが良くない。
何かをしてしまったその理由を言う訳だ。
国語辞典には、「どうして、そうせざるを得なかったかを説明し、本当は悪いとは言えないのだと思わせること」とある。
「ごめん。今日体調悪くって良い芝居できなかったよ。」
お客様に対してこう言う輩がいる。
知り合いだから良いのか…?そういう問題ではない。観に来たお客様は、お金や大切な時間を使って来てくれているのに、
こんな言葉を「いいわけ」として聞くと悲しくなってしまうのではないか?
もし、自分が共演していたら、とても寂しくなってくる。その瞬間では最高のものを出しているつもりなのに…と
稽古中にも「いいわけ」は存在する。
演出家から「○○してみてくれる」という要求が来た時、「それ、××だから出来ないんですけど…」
「じゃ、見てみるから○○して」「いやぁ、無理です」
これでは、稽古にならない。
また、共演者やスタッフに「△△してくれないと、□□できないんだけど…」
これも、注文や要求ではなく、明らかに「いいわけ」
役者なら、□□できるように、気持ちのきっかけをもう少し違う点で取るとか、自分(役として)の気持ちの流れを変えてみるとか、
全く関係ないところから引っ張ってくるとか、いろいろ調整できるはず。(できなけりゃ、役者じゃなくってただの我侭な個人だな)
ずっと以前に、「いいわけは損だよ」と言われたことがある。
なるほど、役としての気持ちの持って行き方や、共演者、スタッフに対する配慮などを考えると、「損」というか、
「いいわけは、もったいない」という気持ちになる。折角の修行のチャンスなのに…
「いいわけ」してる時間があるなら、「やってみようよ」ね。
「毎日を大切に生きる」 これが、芝居をする人の最も重要な修行じゃないか