しゅぎょー
神様の演技
「実生活の演技は簡単、神様の演技は難しい」と、誰かがおっしゃったようだけど、それって何かおかしくないか?
別に喧嘩するつもりもないけれど、「あんた神様って見たことあんの?」
白い服着て、両手を上げて…それって、外国の神様像のうけうりじゃないの?
実際、自分もみたことはないけれど、神話とか神の行事(お祭り)に出てくる神たちは、今の人間よりももっと純粋でバカなほど正直。真剣に恋したり、後悔したり、暴れたり…
知らないわけじゃないでしょ。 それなのに「実生活が楽で、神様が難しい」なんて。
よほどそういう役ばかりやらされてきたんだろうなと、ちょっと可哀想にもなる。
人間の細やかさ、大胆さ、十人十色の性格、あらわし方… これらを正確に演技できる人などこの世には存在しないし、必要もない。(お客様だってバカじゃない、役を通して芝居を見、その役者と言う人間を見ているから)だから役者は、懸命に役をつくり、少なくともその瞬間は、その瞬間ぐらいはその役の人生を生きようとするんだと思う。(どんな役者も、実際の人生を歩いてきた人にはかないっこない)
そして、その人がどんな風にものを感じ、どんな風にしゃべり、何を食べ、、何を考え…
そして、自分がどんな風にものを感じ、どんな風にしゃべり、何を食べ、、何を考えいきてきたのか。
役と自分の違うところ、同じところ。それがはっきりするにつれ、役の人生を垣間見る事ができる。
まずは、自分はどう生きているのか?感じることが大切じゃないのかな。
「毎日を大切に生きる」 これが、芝居をする人の最も重要な修行じゃないか