しゅぎょー
好き・嫌い
世の中には、いろんな芝居がある。いろんな役者がいる。
「こんなの芝居じゃないよ」
芝居をかじったことのある方々のよく言う台詞だ。
でも、そりゃ、あなた一個人の好みの問題でしかないよ。
どんなに、おえらい(と言われている)方々の言葉でも同じ。これは、本当に年や経験でも知名度でも関係ない…
お金を払って時間を使って観に来てくださった、お客様ひとりひとりがどう思ったかだけが正しいのだから。
それだけに、芝居の「道」は険しいようで…
「自分の信じた道」を進んできた(つもり)なのに、これで良いのか…って
いろんな人が、いろんなことを言う。
「重心がしっかりしてないと…」「発声がベルカント的で…」「気持ちが入ってないから…」「きれいに…」…
全てをこなせるわけがない。
だって、皆、好みでしゃべってんだもの。
能、狂言、歌舞伎、新派、新劇、ミュージカル、アングラ系、宝塚…
発声、発音、動き、考え方… 本当にいろいろあるんだから。
やっぱり、はじめに頼りになるのは、「自分の好み」
「こういう芝居がしたい」「こういう役者になりたい」…これらがはっきりしていれば、迷わないよ。
別に、声に出して言えなくっても(言えるほうが怖いかな)、それを、道標に…
そして、結果はしっかりと、お客様の反応なり、気持ちなりでわかる。
そこで、道標の方向を修正するか、このまま進むかだけ。
あなたのやってることに間違いはない。自信を持って「好き」に向かって…
逆に、自信がないならやる必要が無いんじゃないかな…?
「毎日を大切に生きる」 これが、芝居をする人の最も重要な修行じゃないか