※リカラーの目的は「見た目の改善」であり、新品のように仕上がることはございません。
※内側の汚れは、取り除ききれない場合があります。
※特に指定が無い場合、角のスレ、破れなどは、別途補修が必要となる場合があります。
※ブランド品の金具、ファスナー等は、手に入りません。
これらを交換する場合には、当店で用意できる別のパーツとの交換となります。
加工 実例紹介
オーストリッチ革財布のリカラー
オーストリッチ革財布のリカラーです。
全体的な黒ずみ、角のスレ、ボールペン跡・・・と、いくつか問題点が見つかりました。
きっとお気に入りとして使い込まれたのだなぁと嬉しくなります。
今回のオーストリッチ革財布のケースでは、リカラーすることで改善できる要素がいくつも入っていましたので、下に項目別に分けてご紹介いたします。
今回は、小銭入れ部分の「じゃばら」内側の色に指定しました。
ふだん隠れる場所は色あせ、汚れが起こりにくいので、基準にすることが多いです。
① 角のスレ
よくある例の代表です。部分的なリカラーもできますが、その部分だけ色が違って見えてしまうことが多いです。
それが気になってしまう方は、全面リカラーを。
②ボールペン跡
②ツヤ・黒ずみ
使い込んだ革のツヤは魅力でもありますが、さらに使うと黒ずんできてしまいます。
このくらいまで使っていただくと、ビフォーアフターがわかり易いですね。
上記に挙げた問題点は全て、リカラーで改善することができます。
「他の色にできませんか?」とのご希望もありましたが、
①料金が上がってしまうこと、②また仮に深いキズが入ってしまった時に、元の色が出てしまう可能性があることをご説明し、
同色へのリカラーで決着しました。
加工料金 ¥10,800(税込み)
斜めがけ用のショルダーベルトを作成
使っているバッグのヒモが痛んできてしまったとのご相談でした。
細かい部分を修正しても繰り返すため、新しいヒモを作ってはどうかとご提案しました。
このような場合、全く同じ色の革を探すのは難しいため、見本を見ていただき、
それでも良いかを決めていただきます。
同系色にて無事OKをいただき、太さ、長さが同じベルトを作成しました。
加工料金 ¥10,800(税込み)
クロコダイルバッグの割れ目を修理
クロコダイルバッグの「うろこ」に割れ目ができてしまったとのご相談でした。
毎日のようにお使いになっていたそうで、数箇所このように割れてしまっていました。
こうなってしまうと元に戻すことは難しいので、以下のどちらかで補修することになりました。
①下に見えている裏地とクロコダイル革の間に同系色の革を貼る
②目立たなくなるように接着する
詳しく確認をすると、①は難しいとの結論になったため、②の接着で目立たなくする方法で4箇所を補修しました。
負担がかかる部分は全て補修しましたので、ひとまずはこれで安心です。
加工料金 ¥7,560(税込み)
ルイヴィトン・セカンドバッグのファスナー交換
ヴィトンのセカンドバッグのファスナーが壊れてしまったとのご相談でした。
ファスナー交換そのものは可能なのですが、ブランドロゴ入りのパーツも取替えになってしまう可能性がありました。
一応ご了承はいただいていましたが、結果的にロゴ入りのパーツもそのまま使うことができ、
ご満足をいただくことができました。
加工料金 ¥3,780(料金)
エルメス財布のほつれ補修
牛革財布の縫い目が3箇所ほつれていましたので、補修しました。
こういった加工は簡単にも見えますが、早めにお持ちいただいたほうがキレイに仕上がります。
何の問題も無く、喜んでいただけました。
加工料金 ¥10,800(税込み)
オーストリッチバッグの角のスレた部分だけをリカラー
オーストリッチ革バッグの角がスレて、荒れています。
角の部分だけが気になるとのご相談でしたので、「目立たなければ多少の色の違いはOK」とご了承いただき、
部分的なリカラーを行いました。
(パッと見た目には分かりませんが、 『完全に同じ色』に合わせることは、大変難しいのです。)
結果、色も気にならず、ご満足いただけました。
※写真の撮り方で右の画像が明るくなっていますが、色は左と同じです。
加工料金 ¥8,640(税込み)
オーストリッチバッグの全面リカラー
「ボールペンで書いてしまった跡がきになるので、消せませんか?」とのご相談。
ボールペンの跡は、多少薄くなることはあっても、なかなか消えてくれません。
バッグの中央付近ということもあり、色の違いが出ると目立ちますので、
全面のリカラーをお勧めしました。
この例ではとても上手くいき、ご満足いただくことができました。
加工料金 ¥16,200(税込み)
クロコダイルバッグの角スレ直し
「クロコダイルバッグの底4角が白くなってしまいました」 とのご相談でした。
使っていると避けられない「角のスレ」ですね。表面が磨れて、中の白い部分が見えています。
これは根本的に解決することは難しいため、上から色をかける「リカラー」での改善をすることになります。
今回はエナメル仕上げのクロコダイルでしたので、ツヤの無いマットタイプとは仕上げ方が変わります。
「持ち手の色が薄くなった気がする・・・」とのお話もありましたが、確かに全体的にうっすらと「色ヤケ」が見られました
これも避けることは難しく、ピンクや水色などの淡い色などは、特に目立ってしまいます。
今回はそれほど色ヤケが目立っていなかったため、4角のみの部分リカラーを。
加工料金 ¥8,400(税込み)
オーストリッチのバッグの部分リカラー&持ち手を修理
オーストリッチのバッグにシミができてしまったとのご相談でした。
確認してみると持ち手の付け根が破れており、これも広がる前に直した方が良いとご納得していただきました。
シミの部分は全面リカラーになりそうだと思っていたのですが、部分的なリカラーで驚くほど違和感なく改善されました。
色が他の部分と違ってしまいそうな場合は、全面リカラーされます。
持ち手も、小さい破れのうちに修理しました。
これを後回しにしてしまうと、かえって工賃が高くついてしまいます。
部分的なリカラーで済んだことで工賃も安く抑えられ、ご満足いただけました。
ちなみに内訳は、リカラー・・・7,350円、持ち手修理・・・3,150円です。
加工料金 ¥10,500(税込み)
ルイヴィトンのバッグの裏地交換修理
ルイヴィトンのバッグの裏地がボロボロになったとのご相談でした。
表革よりも裏地が先に痛むんでしまうケースが多いようです。
光沢のある生地が嫌だというご希望があったため、色はできるだけ似せて、光沢感が無いものを選びました。
ポケットその他の位置はそのままに、縁取りに使われていた革もそっくりそのまま移植し、できるだけ元の状態に近くなるようにしました。
加工料金 ¥15,750(税込み)
オーストリッチ革バッグのリカラー(別色へ)
「今の色では持ちたくないので、別色へリカラーして欲しい」 とのご相談でした。
そこそこ使い込まれたようで、全体的な「色あせ」と部分的な変色が見られました。
【えんじ色に近い茶色】と中間色をご希望であったため、色見本で確認した上で進めさせていただきました。
【別色へのリカラーについて】
別色へのリカラーの際には、塗料が厚くなってしまいます。
その結果、自然な革のシワなどが消えてしまい、質感が変わってしまう恐れが強いのです。
細かいシワが塗料で埋まってしまっていますね。
正直なところ、「えんじ色」のイメージがほとんど表に出ず、茶色が強くなってしまいました。
一番のご希望が「グレーの色から変えたい」という曖昧であったこともあり、無事ご満足いただくことができました。
今回は分かりやすい例でしたが、「この色へ」と言っても、100%その通りにはなりません。
質感の変化も含め、それらの点をご了承いただいた場合のみ、お受けさせていただきます。
加工料金 ¥21,000(税込み)
ロエベのスウェード革バッグのクリーニング、部分リカラー
「ロエベのスウェード革バッグが黒ずんできてしまいました」 とのご相談でした。
確認してみると、黒ずみがまばらに見られ、縁取りの革もスレが目立っていました。
クリーニングだけでは色がキレイにならないため、クリーニング後に上から多少の色補正を行いました。
底部分の4角は全てスレがありました。
何となく暗い色に見えますが、スレや焼けが無い部分をもとにリカラーした結果です。
黒ずみについてはどの程度改善されるかの判断が難しく、不安もあったのですが、
クリーニングによって全体的にサッパリとしたキレイな仕上がりにすることができました。
大変ご満足いただくことができ、安心いたしました。
加工料金 ¥13,650(税込み)
ロエベのバッグ(ポシェット)を全面リカラーに。持ち手も交換
「ロエベのバッグに色をかけたらキレイになりますか?」 とのご相談でした。
全体的にキズやシミなどが見られ、色ムラが出てしまっていました。
バッグ本体はキズやシミが無い部分を参考にして全面リカラーを行いました。
部分的なご紹介ですが、全体が同じような質感になっていました。
持ち手はリカラーで一旦キレイになっても、すぐに劣化するだろうとの判断から、取替え交換に。
本皮の良い太さ、柔らかさの紐が見つからなかったため、柔らかい合皮の紐に交換を。
ダメでもともと・・・とお考えになっていたらしく、「捨てようと思っていたのに!」と驚かれていました。
その前にご相談いただけて良かったです。
加工料金 ¥16,800(税込み)
dunhill (ダンヒル)レザーセカンドバッグのリカラー
「牛革セカンドバッグの角のスレ、傷、汚れを修理したい」 とのご相談でした。
イギリスのブランド・dunhill(ダンヒル)のセカンドバッグの修理依頼です。
届いたバッグを見ると、全体的に小さな汚れとキズ、角のスレが見られました。
これらは全面リカラーを行うことで、まとめてキレイにすることができます。
バッグの角(縁)のスレです。 革の表面がスレ、白い色が表に出てしまっています。
周囲の色に合わせてリカラーし、目立たなくなりました。
バッグ表面の汚れとキズです。簡単に取り除ける汚れ以外は、全面リカラーによってまとめてキレイに。
長年使っていらしたようで、ところどころに縫い目のほつれが起こっていました。
もちろん修理も可能ですが、ご検討いただいた結果、とりあえず今回は色かけのみを行うことになりました。
ほつれ部分の画像です。
修理していませんので当然問題は解決していませんが、少なくとも目立ちにくくはなったでしょうか。
全体的に色が均一になり、かなりキレイに見えるようになりました。
縫い目のほつれは必ず広がってしまいますので、今後その点だけはご注意下さい。
加工料金 ¥9,450(税込み)
オーストリッチバッグの全面リカラー
「オーストリッチバッグの角がスレて色が変わってしまいました」 とのご相談でした。
確認してみると、確かに色が変わるほどのスレは部分的なものですが、バッグ底の4角、持ち手、カバー側面など広範囲に見られました。
これだけ複数を部分リカラーすると、金額的には全面リカラーとほとんど変わりが無いとご説明した結果、全面をリカラーすることに。
リカラー前の画像(ではだいぶ使い込まれた様子が分かりますね。
4角すべてに、左の画像のようなスレが見られました。
こちらも全く分からない状態になりましたね。
全面リカラーを行ったことにより、部分リカラーにありがちな「修正箇所の色の違い」が起こらず、キレイに仕上げることができました。
革そのものはまだまだ丈夫ですので、たくさん活躍させていただけたら嬉しいですね。