息子2、ウーマン、が体験した受験がテーマのこのHPですが、
ウーマンとチェロの黒川正三先生とのレッスンには、ほのぼのとしたものがあります。
中1で初めてチェロを触ったウーマンの、弦楽オーケストラ部での奮闘ぶり。
そんなウーマンをサポートする黒川先生、と、仲間達。

チェロふれあい見聞録。
さあ、はじまりです。 


第1話 出会い

第2話 絆、あれこれ 03.12.15up

第3話 神奈川県全私学中高展 演奏会当日 03.12.26up
4話  フェドセーエフの魔法

 第4話 フェドセーエフの魔法  ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ホ短調作品93  04.1.16up


第5話 ハーモニー  04.2.9up

第6第6話  無事終了〜! 04.3.4up

第7話 涙とともに。  04.4.22

  出会い                       チェロふれあい見聞録 1 2003.7.15

花アロエです。1年前の2002年の8月。
息子2、ウーマンの中学受験を控えてはいるものの、
時間をもてあまし気味だった私に、
ネットを紹介してくれた親友。

流れのまま、
彼女のいる園芸ネット界に入界。
植物初心者が、いきなり混沌とした
アカデミックな世界へ!(笑)

そこに1年間いたけれど、
でも、植物蒐集する気にもなれず、
拘る気にもなれず、悶々としていた頃。。

そんな私を傍らでみていた親友は、
「貴女の興味を持つ方に、
飛んでいけばいい。」 と、言った・・

私・・・

園芸の世界に足を突っ込んでみたものの、やっぱり、より心ときめくのは、音楽!
探求したいと思うのは、音楽だ。

その「思い」のきっかけは、いつも子供。
今回は、息子2、ウーマンのチェロの先生探しから始まった。

学校のオーケストラで、触ったこともないチェロを弾くことに決めた息子2。
チェロを弾く人がいないからという理由で、チェロという楽器を選んだ。
入学の時にも、教頭先生から
「君、チェロやらないか?」
と、お声をかけていただいていたことも、関係してると思う。
バイオリンとピアノをかじっていたから、チェロも一応、初見である程度は、弾ける。
でも、
「ジャクリーヌ・デュ・プレのような音を出したい、そのために先生に付きたい。」
というのが、ウーマンの希望。

でも、困った。
私にとって、チェロは、未知の世界。
どうやって、先生を探すか・・・

子供関係のあるお父さんが、チェロを教えている、とか・・・
でも、知人だから、とか、家が近いから、とかそういう理由だけでは、
習わせようとは思わなかった。
なにか、子供を惹きつける魅力のある人。
先生を師として、その生き方を学べる人。
そういう人を探してあげたかった。

桐朋の音楽教室の先生からの紹介で、
チェロの演奏者が隣駅にいるのがわかった。
でも、
「演奏活動で忙しいから、平日の昼間しか教えられないから、難しい。」
と、言われたら、無理かな〜、と、思い、それ以上は、お願いできなかった。

そんなとき、チェロの先生をネットで検索してみようと思いたった。
知っている人の名前を入力してみた。
ああ、この人、こんな活動もしていたのか〜
と、思ってみていると、あるサイトにぶつかった。

それは、東京フィルハーモニー交響楽団の首席チェリスト 黒川正三氏のHPだった。
一見してなにかを感じさせるHP。
自分の趣味・家族・子育て・犬・音楽活動・ウィ−ンでの留学生活・人生感を語っていた。

なんて、素敵な人なんだろう。・・・!
こんな人のサイトに出会えて、今日はシアワセだわ。

と思って、サイトを閉じようとしたが、
ふと、この人に子供たちが習えたら・・・

という思いがフツフツと湧いてきた。

ダメ元で、伺ってみよう!

子供たちの経歴。
現在の状況。
そして、そのサイトをみて、感銘を受けたことをしたためたメールを出した。

その翌日には、思いもしなかった丁寧な返事が!

そのメールの中には、
「もし、力になれることがあったら、貴女のお子さん達の成長に関われたら、うれしい。」
という、言葉があった・・

共通点も多かった。
英国で大変お世話になったバイオリニストが師事していた某音大の助教授と、
その黒川正三先生は、音楽大学・大学院の同級生だった。
たまたま、息子2の学校のオケの先輩が、先生の弟子であること,、などなど。

そして。
今日、お会いしてきた。

息子1は、ソロと、ピアノトリオの2曲を弾いた。
息子1は、室内楽を、先生から、教えていただける事になった。

息子2、ウーマンは、とりあえず、20日に学校の演奏会で弾くオケの曲をさらうのに必死。
正三先生も、初心者の息子2に、弓の持ち方から始まったのも束の間、オケの曲を弾くのに必要な、ピチカートやスラーのボーイング(弓の上下、どの部分の弓を使うか)、ポジション移動、そして、音色を変化させて弾く事を、もう教えた。

「次のレッスンまでに自分でさらっておいて。」
と、渡された教本は、はや、エチュードだった・・

「さすがだ!」

驚いた。

ちゃんと初心者のウーマンに運指・ボーイングを考えて弾いて来るように、
という意味を含めている。
自分で、一番弾きやすいボジションで、音を組み合わせる事を、考えさせてる。

音楽で、一番大切なことは、自分で、作り出すこと。

ポジションも、指番号も、何も書いてない楽譜。
いろんな弦で、いろんな場所で、同じ音程の音が出せる弦楽器。
一番自分が弾きやすい場所での音の組み合わせを考えるのが普通だけれども、敢えて音楽性を考えて弾きにくくても選ぶポジションの組み合わせを考えたりするのが、結構大変でもあるけれども、そこが弦楽器の醍醐味でもある。

有名なバイオリニストのポジション・指番号・ボーイングを書いた楽譜は、とても、貴重。
それは、愛弟子にしか、伝授されないのが普通。

さて、この先生は、息子2に、基礎から1から勉強していく方法と、曲をやりながら、必要に迫られて、そのテクニックのポイントをマスターしていく方法を併用するとのこと。

そういえば、英国でもそういう教え方をしていただいていたなあ・・
子供は、継続的な刺激を与えれば、困難なことでも立ち向かっていく。
例え、その子にずば抜けた能力がなくても、
努力の後に待っている歓びを知っていれば、乗り越えられる。

それには、師弟の確固たる信頼関係が必要。
そのためには、すばらしい師との出会いは、どうしても必要だった。

なんと、今回の縁結びの神は、ネットだった。
思わぬところに「縁」はあるものだ。
横糸さえ伸ばしていれば・・・(笑)

横糸を伸ばしていくと思い出すことも一杯。

そうだ!
渡英前まで友人と楽しんでいたカルテット・・
衝動的に、また、始めてみたくなった。 
せっかく、子供が始めた事だし〜。

あ〜。
また、私の悪い癖だわ〜。

あちこち手をつけ、そして、どれもこれも、中途半端・・・(苦笑)




第2話 絆あれこれ へ続く