帰国してから  大切な学校選びー国立大学付属小学校(編入試験)


私は、このテーマを、HP立ち上げの時に組み込みましたが、実は、ずっと書くことにためらいを感じていました。 なぜなら、帰国して初めて籍を置いた小学校の環境が、その子の人生を大きく左右しかねないからです。

思い出してください。

皆様は、海外に出た時、お子様達の入学する学校をどうやって選びましたか?日本人学校に入れるべきか、現地校に入れるべきか?現地校に入れる、と決めてからも、語学ができない子供を育ててくれる学校はどこか?より良い評判の良い学校は、どこか?と、考えて決められたことと思います。

このHPのテーマの中学受験は、お子様が海外であれ国内であれ、長期計画で勉強し、また学校説明会や文化祭や一日体験入学などを通して、自分の行きたい学校を理解していく、というプロセスがあるので、入学してからも有意義な学校生活が送れるだろう、と思うのですが、帰国してすぐ入る学校、というのは、検討する時間が全くありません。

日本では、帰国して役所で転入届けを提出するや否や、小学校に通う義務が生じてきます。役所から指定された学校に当然のように入学させる、という方は、多いのではないでしょうか?でも、帰国してすぐに入る学校というのは、たとえ、数ヶ月後には受験だから、と、思ったとしても、細心の注意を払って、決める必要があるのではないかな?と、思います。

帰国して、近くの公立の小学校に入ったら、滞在先の国のイメージを元に、あだ名をつけられて、いじめられた、というのは、よく聞く話です。 一度いじめられた経験を持つと、その子が立ち直るまで、年単位の時間がかかることもあります。


私は・・

もし、通学可能な範囲に帰国枠の編入制度のある1国立付属小学校があったなら、一度、見学して、国立付属小学校の帰国枠に編入させることも、検討していただきたい、と思っています。


国立付属小学校の良い点は・・


まず、先生の質が非常に良いことです。 どの先生にも、やる気が感じられます。
研究会の準備などで、毎晩、夜遅くまで学校にいらっしゃいます。

また、いじめ、は、相談すれば、すぐ対処してくれます。 いじめの芽は、早いうちに摘む、という、当たり前のことを実践してくださいます。

たとえ、担任の先生が、帰国子女に対しての心のケアの方法を知らなくても、知ろうと努力してくださいます。 また、必ず、帰国子女に精通した先生が一人は、いらっしゃいます。

万が一、問題が大きくなった時、担任の先生では対処できなくなるようなことがあったなら、副校長先生に相談することができます。 外国の学校のように、学校の顔と言うべき、方が、 生徒個人を把握している、ということで、大きな大きな安心感があります。


次に、お友達が良い、ということです。

非常に、温かい、また、思いやりのある心を持った児童・生徒が多いです。 そして、その子達は、海外の生活に興味があるので、帰国子女を大切にしてくれます。 このような友達と知り合えることは、子供の人生の宝物です。一生大切にしていけるものだと思います。


でも、問題点といえば。。



外国では、治安上の問題のため、スクールバスか自家用車での送り迎えで学校に通っていた帰国子女達。でも、帰国したばかりの慣れない日本では、ラッシュアワーにすし詰めの電車通学を強いられ、また、通学時間が長くなるので、くたくたにくたびれてしまうことでしょう。電車内での多くの人の雑菌にまみれるという慣れない生活と、学校生活のストレスで、体調を崩してしまう子供もいるかもしれません。最初の数週間は、送り迎えが必要かもしれません。私も、子供が慣れるまでの、当初、1ヶ月間は、自宅から学校までの片道50分かかる道のりの、送り迎えをしていました。 でも、、その間、子供と触れ合うことができます。語り合うことができます。子供の成長、適応の過程が良くわかります。

国立付属小学校では、転入児童がほとんどいないので、クラスのお友達が、転校生の扱いに慣れていないことがあります。出入りのほとんどないすでに出来上がっている子供達の輪の中に飛び込んで行く、という覚悟が必要だと思います。 また、リーダーシップのある子、学習能力が非常に高い子、が、多く集まっています。

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国立付属小学校の編入試験について


国立大学付属小学校の面接・試験は、調査という形になっていることが多いと思います。

私立の中学入試とは、全くの別物です。

親は、頭を切り替える必要があります。

わが子には、こんなに才能があるから、と、手を尽くしてアピールして入れていただくのが私立中学校だとすると、国立付属小学校の場合は、子供の性格、能力ありのままを、学校に判断していただき、受け入れていただく、という謙虚な気持ちでいることが大切だと思います。

是非、一度、もっとも、自宅に近い付属小学校の門をたたいてみてください。受け入れ地域は、帰国子女用に対しては、広くしてあることが多いです。 快く、体験入学を受け入れてくれる小学校もあると聞いています。 また、編入試験の前に、アポイントをとれば、学校の見学をさせてもらえたり、担当の先生から話しを聞くことができるでしょう。



小学校選びのポイントは・・・


帰国してから、日本を異文化と感じる 異文化体験 を、如何に、少ないリスクで、乗り切る環境作りをしてあげるか、 ということだと思います。

そのために欠かせない、人間味のある先生と、温かいクラスメート。 帰国後、日本の学校は、こんなはずじゃなかった、と後悔しないために。 未来のあるお子様のために、じっくりと時間をかけて、 学校を選びをなさってください。



お子様の、外国で培った体験を、のびのびと明るい性格を、そのまま、伸ばせますように。

そして、この学校の選択が、あとで思い出となった時に、お子様にとって、最良の選択であった、と、思われますように。。。