駿台箱根セミナー 04.8.16 記 |
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今日は、良い天気。 帰宅ついでに、長男の合宿所の先生方へ差し入れ。 思いがけず、 「中、見て行きますか?」 と、声をかけてくださった。 広々とした芝生のグラウンド。 まるで、英国のようだった。 広い館内は、し〜ん、としている。 靴箱の靴は、綺麗に整理整頓されている。 都会の子のように、いつも、この予備校に通えるわけではない、地方の高校生達。。 ここには、100人以上の高校生が、本当に全国から集まっていた。 各班は、8人ごと。男女別。 このコースの卒業生であるリーダは、14〜5人いた。 もうすぐ授業が終わるらしく、 講義室の出口に、リーダが集まってきた。 どのリーダも、自信に満ち溢れている。 顔がきりり、と、引き締まっている。 名札には、出身校名、現在の大学名と学部名が、書かれていた。 リーダの約8割が、東大の学生だった。 残り2割は、医学部の学生。 この栄えあるリーダは、このコースの卒業生対象に公募して、書類選考、面接。 そして、研修を受けて、今日の日を迎えるのだそうだ。 地方で、おそらく、一人孤独に勉強してきた子供達は、 ここで、同じレベルの、目的を同じくした仲間、先輩に出会う。 そして、これからの受験勉強の悩みを相談したり、メールで励ましあいながら、 友情を育み、入学してからも、仲良く付き合える友に出会う。 リーダは、言っていた。 一生付き合える仲間とここで、出会えます、と。 だから、リーダも、真剣だ。 そして、、そのまなざしは、後輩を見守る目は、温かい。。。 長男担当のリーダと話できた。 東大の理Vの一年生。 なんという好青年! 爽やかで、物腰柔らかく・・ 子供の様子を尋ねた所。。 「元気いいですよ。 暇な時間は、グラウンドで汗流してますね。 体調管理が大変、って、いう子も多いんですが、彼は、元気一杯ですね。 進路については、悩んでるみたいです。 いろいろ相談してくるのですが、 ○学部、希望なのですね。 でも、みんなの話聞いて、 ○大学の○学部にも、行きたくなったようです。 英国にいたんですね。・・・・」 なんと、このリーダは、わが子を把握しているのだろう? たった、3日、一緒にいるだけなのに。。 名物講師担当の授業は、一日6コマ。 残りの一日6コマは、リーダとの座談会や、講師の講演会。 大学を入ることだけが目的ではない。 その先まで考える。人生を考える。 自分自身を見つめることができるよく考えられたコースだ。 この箱根でのセミナーは、駿台予備校が、 一番力を入れている企画だそうだ。 まだ、授業中。。 子供を待っている間、○大コース専属の名物先生の 高らかな声が鳴り響く。 「古文はな。 当たり前に解る、誰のことを言ってるか、 なんて、どこにも書かないぞ。 当たり前のことなんだからな。 書いてないんだぞ。」 怒鳴っているようで、怒鳴ってない。 怒っている様で怒ってない。 ああ、懐かしい。 これって、中学受験の先生の講義、と、似ている。。 授業終わって、長男が出てきた! なんと、凛々しい顔か!! 「人生で、一番、充実している時を過ごしてるよ。 こんな素晴らしいコース、今まで、ないよ。サイコ〜!! 幸せだよ。。!!!」 そして、次男に一言。。 「おい。 おまえもちゃんと勉強して、こういう所、来いよ。」 |