宮城全労協ニュース/第179号(電子版)/2011年3月15日

電通労組首都圏支部の仲間から!

東北地方の沿岸部は金曜日まで、雪と雨の厳しい天候だという。

福島原発の危機情報が飛び交っている。

私たちはいま、この地でやれることをやろう。仙台も朝から雨だが、仲間たちはいろんな持ち場で踏み出している。

昨日から今日15日にかけて、安否確認が進んでいる。そのなかには、避難所生活を続けている仲間たちの情報がある。

在宅で連絡がとれた仲間たちの多くは、水道やガスのライフラインが復活していない。しかし、携帯の充電が可能となったり、またインターネットに接続可能な仲間たちが徐々に増え始めている。

創意工夫と助け合いで、仲間の安否確認を進めよう!

情報を集中し、共有しよう!

組合活動を再建しよう!

大資本は生活物資を地域の人々に出せ!


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東京在住の電通労組の仲間が地震発生翌日の土曜日、地元宮城をめざして出発したとの連絡が、仙台にあった。

一時期、連絡がとれなかったが、Aさんから電通労組にメールが入った。その一部を皆さんに紹介します(宮城全労協事務局)。



3月12日(土)午後、レンタカーを借りて3人で仙台に向いました。

3月12日PM4:30に出発し、6号線→4号線→大河原市→仙台市太白区→利府町→仙台市若林区(自転車で若林区内状況把握)。

3月13日PM4:00仙台出発→4号線→6号線のルートで3月14日(月)PM5:00アパートに帰って来ました。

往路の所要時間約16時間、帰路24時間(内ガス欠のため宇都宮ガソリンスタンド前で4時間待機)の強行日程のため、アパート着即爆睡の状態で5時間前ようやく目が覚めたところです。報告が遅くなり申し訳ありません。


道路状態

東京−仙台間の一般道(高速道は緊急車両専用のため入れません)は、被害が当初思っていた程ではありませんでした。

遮断箇所は、郡山と福島の中間部分に一箇所(土砂崩れか、橋の欠落)ありますが、迂回路が確保されています。

路面損傷は、矢板−郡山間が最も多いですが(路面の隆起・陥没)徐行で通行可能な状態です。

その他の区間には、路面の亀裂や、橋や高架のつなぎ目の段差等が見られます。

道路渋滞の多くは、東京から仙台までガソリンスタンド前等で起きています。ガソリン完売の看板前で150台位数珠つなぎになっている箇所を何度も見ました。

営業中のスタンドでも、一回あたり10リットルか2,000円の均一給油です。

どうしても車で長距離移動する必要があれば、20リットルの携帯ガソリンタンクを用意する等の対策が必要です。


大河原の一部地区状況

往路途中に、大河原駅近くに行きました。学校に周辺の人が避難していましたが、B君の家族には会えませんでした。

この地区では、屋根瓦が落ちているのが多数見えました。この周辺の白石川に津波の影響は見えませんでした。


国道4号線(岩沼〜名取)の状況

国道4号線(岩沼〜名取)は、常磐自動車道の陸側にあるためか、道路周辺に津波の影響は見えませんでした。路面状況にも津波の影響は見られません。Cさん宅はここの家電量販店近くと聞きましたので、津波の影響は及んでいないと思います。


仙台市太白区の一部状況

この地区の電気、水道が復旧していました。家屋被害は、屋内家財が散乱しているが構造破損はないとの事でした。


宮城県利府町

親戚がおり車が2台あると言う事で、ここでB君を降ろしました。

B君は、鳴瀬川、北上川の橋の通行制限を回避するため古川の方に北上してから自宅に行けないか、チャレンジしてみるという事でした。

その後、私も何度かB君の携帯に通話を試みていますが、ドコモ中継基地損傷で繋がらないようです。危険なルートは選択しないと思うので、連絡が取れなくても本人は大丈夫な筈です。

ここでの被災状況は、短時間のため把握出来ませんでした。


仙台市若林区の一部状況

若林区の自宅に3月13日AM10:00頃着きましたが、被災状況としては屋内家財が全て散乱し、基礎部分の亀裂はありますが、構造体破損はないように見えました。

水道、電気、ガスは止まっていました。(3月13日PM4:00前、水道、電気は復旧しました)


●仙台市若林区の一部地区状況

短い時間ですが、自転車で若林区内のより海沿いにある親戚宅を回りましたので、その状況です。

・若林区O地区(東部自動車道の陸側、南有料道路の陸側)
 津波の影響は見られません。近くと思われるDさんのところも津波は大丈夫ではないかと思います。

・若林区I地区(東部自動車道の陸側、南有料道路の陸側)
 宅地の目の前にある田んぼまで津波が到達していました。東部自動車道の高架下通路を越えたものか、農業用水路経由のものと思われます。

・若林区N地区(東部自動車道の陸側、南有料道路の川側)
 津波は名取川の堤防を超えていませんが、堤防の川側河川敷耕作地には津波が来ており、漁業用ブイや海の魚が畑や堤防に残っていました。(猫が食べていました)

・若林区M地区(東部自動車道の陸側、南有料道路の川側)
 清掃工場のすぐ手前まで津波が到達していました。清掃工場は正常と思われます。名取川の堤防超えではなく、東部自動車道の高架下通路を越えたものや、農業用水路経由のものと思われます。

・若林区I地区(東部自動車道の海側)
 制限で行けません。東部自動車道付近では、町内で救援活動がされていました。東部自動車道海側(東側)は、かなり甚大な津波の影響があるようです。

・若林区F地区(名取大橋道路の海側)
 制限で行けません。最も海に近い名取大橋道路の海側(東側)は、TV報道のとおり壊滅状態のようです。


以上、簡単に報告いたします。被害状況は、目で見えた一部のもので、実際の被害はより大きいことが想定されます。

以上取り急ぎ。



■以上/宮城全労協ニュース179号(2011年3月15日)