宮城全労協ニュース/第242号(電子版)/2013年5月1日

メーデーアピール(東北全労協)



 メーデー労働者の皆さん!
 東北全労協から連帯の挨拶を送ります。


 政権交替から半年がたちました。右傾化とマネーゲームの波が高まり、社会の分裂が進んでいます。

 7月参議院選挙に向かって、安倍政権との対決があらゆる分野で焦眉の課題となっており、労働運動の奮起が求められています。

 なかでも安倍政権は、維新の会など補完勢力を利用しながら「憲法改正」を参議院選挙の焦点とし、「3分の2」の改憲推進議員を衆参国会に登場させると明言しています。憲法改悪の歴史的な野望が、現実の政治日程に乗せられようとしています。

 私たちは東北の地から、皆さんと連帯して反撃を作り出していく決意です。


 あわせて私たちは、東日本大震災への皆さんの支援に感謝の意を表明します。

 大震災から2年が過ぎました。被災者たちの境遇も要求も多様化し、そこに「復興格差」が重なって厳しい状況が広がっています。

 そのような被災者たちの困難に付け入り、いわゆる「震災便乗主義」が被災地への包囲を強めています。宮城県漁協を「抵抗勢力」と印象づけ、「水産業特区」によって養殖漁業の規制緩和を進めよという「改革派」の主張は、その典型です。TPP参加の圧力によって被災地農業に攻め入ることが、便乗主義の次のねらいです。

 安倍首相は視察先の福島で、原発再稼動を公言しました。原発推進政策を進めた当事者としての反省と自己批判はなく、また、福島第一原発の「現にある危機」に立ち向かう現政権の意思も示されてはいないのです。

 差別と分断に直面している福島県民の「復旧・復興」は、全国民的な課題です。広島・長崎の原爆被災と福島での原発破綻に直面した日本の進路を問う問題です。


 東北の今を、沖縄の歴史に重ね合わせて考えてみよう。被災地ではそのような試みも続いています。大震災直後、沖縄から被災地に駆けつけていただきました。「東北は沖縄と同じだ」という言葉をかみしめ、恩を大切にし、私たちは「基地のない平和」を主張する沖縄とともに歩んでいきます。


 皆さんのメーデー集会の成功を願い、被災地でお会いしたいという期待をこめてメッセージとします。


 2013年5月1日/東北全労協



■以上/宮城全労協ニュース242号(2013年5月1日)