宮城全労協ニュース/第48号/2003年8月15日

【本号の主な内容

★タイ農民交流9.2仙台集会へ!
★9.13グローバル・ピース・マーチ(東京)を成功させよう!
★「脱WTO」草の根キャンペーン8.26郡山交流会開かれる
★ジョゼ・ボベさん仮釈放かちとる!
(フランスで反グローバリゼーション集会に20万人)


「脱WTO」草の根キャンペーン/タイ農民交流9.2仙台集会へ!

WTO(世界貿易機関)の総会(9月、メキシコ・カンクン)が迫ってきました。
「脱WTO!」「自由貿易とWTOの専制政治に終止符を!」を掲げ、今年2月のW
TO非公式閣僚会議(東京)抗議行動に続いて、アタックを始めとする共同行動が取
り組まれてきました。
8、9月の一連の諸行動の成功をかちとろう!

タイ農民交流9.2仙台集会実行委員会開かれる
8月13日、実行委員会が開催され、集会内容等の議論をしました。
仙台集会の案内チラシができましたので活用してください。
また全国チラシも近日中に届きます。

仙台集会のご案内
9月2日(火曜)午後6時30分
宮城県婦人会館(仙台市青葉区錦町1丁目)
主催:実行委員会
事務局連絡先:仙台市青葉区北目町2−40−301
tel/fax 022−267−6969

*集会には、脱WTO全国実行委員会の呼びかけ人でもある郡山市多田野で農業を営
む中村和夫さん、同じく山形県置賜百姓交流会の原田俊二さんが出席し、発言をいた
だきます。

●タイからの参加は、ウボン・ユーワー(Mr.Ubol Yoowah)さん。
以下は全国実行委員会の資料から。

1962年、タイ東北部の農家に生まれる。
タイ政府や企業による輸出型農業の導入で疲弊する村の建て直しのため、持続的農業
を普及するオルタナティブ農業ネットワークの活動に参加、東北タイの責任者として
村々をくまなく歩く。
タイは自由貿易政策を積極的に進め、農産物輸出の促進を図っている。しかしその陰
で農村は疲弊し、農家は増大する借金にあえいでいる。国際競争の中での米価をはじ
めとする農産物価格の低落、アグリビジネスと契約しての輸出型商品作物導入の失
敗、などがその背景にある。自由貿易のツケはすべて農民にかぶせられているのが現
実。なかでも東北タイでは、農家は平均して年収の1.5倍から2倍の借金を抱え、
出稼ぎ常習地帯となっている。
ウボンさんは貧民連合に参加し、グローバリゼーションがもたらす「新しい貧しさ」
への抗議運動を進める。
「農業が国際競争に巻き込まれ、企業が農業をコントロールするこの時代に、農民の
立場から活動を起こさねば農村社会は消えていく」。

●タイ交流集会の全国日程
8月30日(新潟)−9月1日(札幌)−2日(仙台)−4日(大阪)−5日(東
京)

全国キャンペーン等の状況は以下のアタック−ジャパンまで。
http://www.jca.apc.org/attac-jp


9.13世界の人々とともに!
NO WAR! NO WTO!
持ちよろう!みんなのめざす世界を!
グローバル・ピース・マーチ

●9月13日(土曜)
東京・芝公園(地下鉄都営三田線御成門駅下車徒歩5分・東京タワーの下)
集会は12時30分から、マーチ出発は15時30分予定
主催:実行委員会

ウエブ・サイト
http://www.angel.ne.jp/~globalmarch/

連絡先:ATTAC(アタック)Japan


●以下、案内チラシから抜粋です。

<9月13日、全世界で、何百万人という人々が歩きます>

・・経済のグローバリゼーションをもっとも強力に進める国際機関がWTO(世界貿
易機関)です。WTOは9月10日から14日までメキシコのカンクンで閣僚会議を
開きます。この閣僚会議にあわせ、世界の社会運動団体やNGOによって、「経済の
グローバリゼーションと戦争政策」に抗しての国際同時行動を9月13日におこそう
という呼びかけが発せられました。「グローバル・マーチ」と名づけられたこの行動
は、反戦平和への意思とグローバリゼーションへの異議申し立てとを結合し、「もう
ひとつの世界」をめざす行動を全世界で起こそうというものです。

・・私たちもこの呼びかけに応え、日本で現に起きている地域や職場へのグローバリ
ゼーションによる暴力に異議を申し立て、そうではない社会づくりを提起すると同時
に、米英軍のイラク占領やその地への自衛隊の派兵に反対していくこと、朝鮮半島の
平和を求めることなどを軸に、この「グローバル・マーチ」を東京で取り組んでいき
たいと考えます。

・・9月13日、メキシコで開かれるWTOの会議にあわせて、「軍事および経済的
な戦争に反対するグローバル・マーチ」が、メキシコ−北・南米−ヨーロッパ−アフ
リカ−中東−アジア−オーストラリアを結び全世界で行われます。何百人という人々
が歩きます。ここ東京でも、平和と連帯経済や公正な貿易を求める様々なグループや
個人が集まって、今の政治や経済のあり方とは違う「もうひとつの世界」をめざすた
めの広場を芝公園につくります。ここであなたのオルタナティブを探ってください。
そして全世界の人々とともに歩きましょう。あなたがこの「グローバル・ピース・
マーチ」に参加することによって、確実に日本と世界は変わっていくのですから。


「脱WTO」草の根キャンペーン/8.26郡山交流会開かれる

7月26日、郡山市逢瀬で行われた交流会には、東京、宮城、福島、そして地元のみ
なさんら40人が集まりました。

中村和夫さん(ドコモ鉄塔建設に反対する会・代表)のお宅に集合。
昼食のおにぎり、漬物など新鮮な野菜をたくさん戴く。

昼食後、ドコモに抗議する鉄塔と有機農法で耕作している田んぼを見学。
ドコモの敷地を取り囲むように、農民の抗議の看板が林立している。
メダカと白鳥が棲息・飛来する田んぼは、当日は寒くて、メダカの姿は見えなかった。

中村さん宅に戻って、2部構成で交流討論。
*ドコモ問題とNTT職場で起きていること。市民は何ができるのか。
*農業問題とWTOについて。

電通労組からNTTの現状報告。
多田野の会の副会長からは、「私たちはドコモ鉄塔の建設に絶対反対というのではな
い。人体に影響を及ぼさない所に移転してほしいと言ってきたが、ドコモがそれを一
方的に踏みにじってきた」と闘いの経過が報告され、討論。
電磁波問題、ケイタイ電話を使用した犯罪、労働現場のリストラ、通信産業の市場競
争とNTTの既設設備との矛盾などなど、様々な観点が出された。

2部は中村さんから多田野地区の取り組みの報告と問題提起。有機農法、流通問題
(直販)、WTO−農産物自由化が大型農業を必然化させる中で農地(自然)を守る
「家族農業」の再生が求められている、など。
日消連の水原さんは、消費者の安全を無視した政府の農政、農産物の扱いなどの問題が指摘された。

脱WTO実行委員会の大野さんは、有線という既設の電話ネットワーク設備を再利用
し有効に使うべきであること、自然を守る「家族農業」の回復をめざすべきだという
ことを関連させて考えれば、二つの課題(NTTドコモ問題と農業問題)にはあい通
じるものがある、そのようなところから脱WTOの取り組みを考えてみたい、と締め
括った。
(電通労組/H記)


ジョゼ・ボベさん仮釈放かちとる!
(フランスで反グローバリゼーション集会に20万人)

●8月2日、ジョゼ・ボベさんが仮釈放されました。
ジョゼ・ボベさんは6月22日、遺伝子組み換え技術用のイネを刈り取ったとして器
物破損罪で強制収監されていました。フランスはもとより、世界的に抗議運動が組織
され、仮釈放をかちとりました。
保釈要求署名へのご協力、ありがとうございました。
宮城県内で集めた皆さんの署名はATTACジャパンに届けました。

●また、8月上旬、フランスで大規模な反WTO集会が開催されました。
記録的な熱波に襲われている中、警備の警察が「水の補給が確保できない」という理
由で集会参加者を押し止めようとしたそうですが、集会には20万人が参加したと報
道されています(毎日新聞8月11日)
ジョゼ・ボベさんはこの集会で演説し、メキシコ・カンクン総会を失敗させるため
に、WTOと多国籍企業への反対行動を呼びかけました。

8〜9月、一連のWTO抗議の闘いを成功させよう!

(高橋喜一)

■以上