【本号の内容】
★日中労働者交流協会・宮城が発足
★NTT不当配転糾弾!3.31抗議ストライキ!
★アジア民衆の連帯を!日本の転換を!
中国で、韓国で、「反日」の声が大きく高まっている。デモ隊の行動に関して、とくに中国政府の責任を問う声が日本にある。しかし、民衆の連帯の気運を打ち壊そうとしているのは誰か。日本の政治家や企業家、マスメディアは、自分たちが作り出した事態を真剣に直視すべきだ。問われているのは日本である。
今年は、「侵略と解放の記念の年」だ。しかし、日本から何のアピールもないままに4か月が過ぎてしまった。この歴史的な年にあたって、小泉政府も日本経団連も、明確な反省と謝罪と平和のメッセージを明らかにして、アジア民衆にのぞむべきなのだ。「小泉流」は通用しないし、危機を拡大させるだけだ。日本の転換なくして、アジア民衆との共生はない。
2月11日、日中労働者交流協会・宮城の学習会が仙台で開催された。
次に日中労交宮城の報告を転載します(要約)。
なお、会員登録は宮城全労協でも行っています。
●日中労働者交流協会・宮城が発足、第1回学習会を開く(要約)
日中労働者交流協会・宮城は昨年12月に総会を開催し、その発足を確認しました。日中労交の皆さんとともに、日中労働者友好の取り組みを進めていきたいと思っています。
2月11日、最初の企画として、学習会を開催しました。最初の学習会のテーマは、「中国革命と東アジア」です。膨大な内容ですが、「東アジア世界を構成する四つの指標」として、@漢字文化、A儒教、B律令制、C仏教を取り上げ、それらの歴史的な連関の中から東アジアの現在をとらえ、未来を展望しようとするものです。とても1回の学習でおさまる内容ではありません。今回を入り口とし、今後も学習会を継続する予定です。
「建国記念日」として国民の祝日とされる2月11日に第1回の学習会が開催されました。学習会では、天皇制の成立、「君が代、日の丸、靖国神社」の起源、「明治維新」の意味を、日本と中国、朝鮮半島との関係を通して取り上げ、「小泉首相の靖国参拝の意味」をもっと深くとらえ返してみる必要があると指摘されました。
学習会の後、会の当面の活動について説明、提案がなされました。日中労交宮城はこれから、さまざまな形で、日中労働者友好の取り組みを進めていこうと考えています。学習会の報告をかねて、発足の挨拶とさせていただきます。
(日中労働者交流協会宮城:事務局)
★3月31日、NTT不当配転抗議のストライキ!
3月17日に続く05春闘第2波のストライキは、NTTの不当配転を糾弾する抗議の闘いとなった。
電通労組は、NTT宮城支店でのストライキ集会で、経過を報告した。
<全国から450名が今回、首都圏へ不当配転されようとしている。NTTが説明する業務内容は、けっして、首都圏でなければならないという性格ではない。実際、NTT側も、「なぜ、全国から首都圏に集めて、このような業務をするのか」という組合の追及に答えることはできない。けっきょく、配転される人数にあわせて業務が生み出されるということでしかない。これは明らかに見せしめの不当配転だ。しかも、北海道での過労死認定が示しているように、健康問題、家族の介護問題など、本人が置かれている状況を無視した、一方的な配転だ。>
宮城全労協の仲間たちが連帯と激励に駆けつけた。
郵政民営化と闘う仲間たち、国鉄分割・民営化と闘ってきた仲間たちがアピールした。
宮城合同労働組合の仲間は、「NTTや電力会社が発注単価を切り下げている。零細地場産業にとっては由々しき事態になっている。地場産業労働者は大企業のコストダウンの犠牲になっている。これは下請け、孫請け労働者の生活権の破壊であり、NTTの責任を問うことが必要だ」と訴えた。
NTT労組の労働者に対して、NTTの高齢者攻撃を許さないために、ともに闘おうという呼びかけがなされた。
<高齢者雇用促進法が1年後に施行される。定年の延長か、定年制の廃止か、労使交渉による何らかの措置か。この3つのコースに、とくにその最後のコースに、企業側の抜け穴があることは事実だ。しかし、高齢者雇用促進は社会的な要請だ。まして、年金支給開始時期が先行的に繰り延べされたことへの対応策として、高齢者雇用は当然のことだ。高齢化社会をどうするかという不可避の問題でもある。ところが、NTTの「50歳退職・再雇用」制度は、あきらかに時代に逆行している。天下のNTTが目先の企業利益しか考えずに、事実上、50歳定年制を強制している。これに怒らないNTT労組はおかしいではないか!NTT労組組合員は、こんなことを認めるのか!>
不当配転された電通労組組合員たちは、「煮えたぎる怒りと、しかしクールな意識をもって」首都圏で闘ってくると力強く発言した。
31日夜、NTT不当配転糾弾!成果主義賃金制度反対!をかかげて、宮城全労協の2回目の春闘集会が開催された。
以下は、ストライキでの発言と、春闘集会へのメッセージ。
●不当配転に抗議し、NTTを包囲する闘いを築こう!(ストライキ集会より)
NTTは、「50歳の労働者は自分の道を選択せよ、地元に残りたかったら賃金3割カットだ」などと<3つの雇用選択>を持ち出した。私はそのどれかを選んだのではない。「何も選択しない」ということが私の選択だった。当然だ。電電公社を経てNTTにいたって、60歳までの雇用契約を結んでいる。NTTがそれを一方的に無視して、50歳退職・再雇用を強要すること自体が、まず第一に不当なのだ。
今回の配転攻撃にはNTT労組が深く関与している。NTT労組幹部たちは、「赤字の危機」をあおり、リストラを率先して進める組合方針を決定していった。それに逆らった組合員を許すことができない。逆らった組合員を「全国流動させろ」と会社に要求したのはNTT労組だ。NTT労組による組合員への報復だ。
配転される首都圏での「業務」の中心は、居住区での飛込みセールスだという。こういうセールスが拡大していっていいのだろうか。ブロードバンド普及の名目だが、「押し売り」ではないのか。ヤフーBBなどの手法が、強引なキャッチセールスではないかとして問題視されているなかで、NTTがこのような利益至上主義に走っていいのだろうか。NTTは、ユニバーサル・サービスを含めて、社会に責任を持っている。どんな営業活動でもいいということにはならない。
●東京へ不当配転された電通労組組合員よりのメッセージ
(3.31宮城全労協05春闘集会)
NTTは減益・赤字転落の危機を叫びながら、総額人件費を削減するために「50歳退職・再雇用」の攻撃をしかけてきました。4年前、再雇用=賃金30%カットを強行して以降、その後も50歳社員に退職・再雇用を強要しつづけています。
減益だというのなら、本来なら会社経営陣がその責任をとるべきです。責任を労働者に押しつけ、精神的、身体的、経済的に負担を強いることは許されないことです。労働者にとっては生涯設計が根底から破壊されることです。先般、全社員を対象にして、企業倫理学習会なるものがありました。私はそれを拒否しました。企業倫理には、企業が社員の生活を保障することも含まれているからです。社員の生活を破壊して「企業倫理」などということは認められません。
私はこの不当な「退職・再雇用」に応じることはできません。今回の東京への不当配転を許さず、攻撃をバネとし、首都圏ですでに闘っている組合員と合流し、会社人事の無効を突きつけ、地元に少しでも早く帰ってくるために闘ってきます。
2005年3月31日
電通労組宮城支部 不当配転攻撃と闘う組合員より
■以上

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