◆学習会『IT革命と労働運動の課題』
(2002年11月17日午後2時30分、宮城県婦人会館)のご案内
森政府は2年前、次のように<IT立国>を宣言しました。
「我が国は、21世紀を迎えるにあたって、すべての国民が情報技術(IT)を積極的に活用し、かつその恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向けて、慣行、権益にしばられず、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない。・・・市場原理に基づき民間が最大限に努力を発揮できる環境を整備し、我が国が5年以内に世界最先端のIT国家になることを目指す。」
(IT戦略会議/2000年11月、「IT基本戦略」)
小泉政府はこの路線を引き継ぎ、構造改革基本方針(「骨太方針」)に明記しました。しかし、小泉構造改革は矛盾を抱え込んだまま立往生し、経済・社会に深刻な打撃を与えて続けています。期待のIT産業は出口の見えない不況にあえいでいます。<電子政府>の基盤たる住基ネットは重大な疑義を抱えたままの見切り発車でした。
IT立国宣言から2年、情報通信産業の再々編は大規模かつ急速に進んでいます。市場競争がインターネットなどの利用者に恩恵をもたらしているとされる一方で、企業は外資を含めた生き残り戦を繰り広げています。政府も企業も先の読めない状況は、米国ワールド・コムの史上最悪の粉飾決算の発覚が示すように、グローバリゼーション下の国際情報通信産業そのものの姿にほかなりません。
NTTでは11万人リストラが強行されました。雇用破壊のみならず、<公共>の放棄によって労働と社会との絆が切断され、職場は崩壊の惨状を呈しています。原発の不正を重ねて恥じない電力会社は、規制緩和によってIT産業に本格参入を開始しています。そうしたことが様々な分野でドラスティックに進行しています。
−IT革命は豊かな社会をもたらす、その発展は民間の市場競争を通じてなされる、恩恵を享受するには利用者も競争的でなければならない−
こうした考えを、政府も企業もメディアも、自明の理のように垂れ流し続けています。原発やバイオがそうであるように、無責任・無批判のツケは必ず国民生活にはね返ってくるに違いありません。
展望を描けず右往左往するNTTグループとその職場の荒廃、ITを呪文のごとく繰り返すしかない小泉政府、世界的なITバブルの崩壊。それら一連の事態のなかで、<IT革命>そのものを問い直す労働運動、社会運動の挑戦が問われています。
<IT革命>とはいったい何なのか。
それはどこから生まれ、どのように発展して今日に至ったのか。
この技術の暴発をくいとめ、権力者や企業の独占を打破し、
そして労働者がITの奴隷とならないために、どのような視点が必要なのか。
そもそも科学技術の導入にともなう合理化・リストラにいかに対処すべきか。
IT革命の歴史的・人類史的な意義と問題点を明らかにし、
21世紀労働運動の大きな課題に迫ろう!
(記)学習会『IT革命と労働運動の課題』
◆日時 2002年11月17日(日曜)午後2時30分〜5時30分
◆場所 宮城県婦人会館(仙台市錦町1−1)
◆内容
○報告 NTTおよび情報通信産業の現状(電通労組)
○講演 「IT革命の科学技術史的意義と労働運動」
(講師/佐々木 力さん/東京大学大学院総合文化研究科教授・科学史)
◆主催
電通労組(022-267-6969 http//www.dentu-rouso.or.jp)
◆共催
宮城全労協(022-223-3526 http//www.ne.jp/asahi.miyagi.zenroukyou)
NTTリストラに反対する宮城県共闘
以上
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