■フロントシートの取り外し

経年変化で、運転席のシート座面にしわができました。
また、黒いシミをつけてしまったのでシートを外して補修
することにしました。
シートはボルト2本を外せば取り外すことができます。

分解してわかったのですが、表皮の内側に筋状に薄いアンコが
縫いこまれており、座面のしわはそのアンコが切れて溝状になって
しまっているためです。
これは、表皮を新品に交換することで補修できます。
但し、座面の表皮部分だけで、部品代は2万円を超えます。
症状が軽い場合は、縫いこまれたアンコの部分にスポンジなど
を追加して補修すれば、状態が改善されると思います。
シートにはエアバックが装着されているので、作業中はイグニッションを
ONにしないようにしてください。

@レール後端のプラカバーを外す

取り外すシートの後端にあるプラスチックのカバーを
外します。
はまっているだけですので手で取れます。

A前方のトルクスボルトを取り外す

はじめに電動シートを一番後方に移動します。
背もたれは立てておきます。
これが終わったら、キーを抜きます。
シート前方中央にあるカバーを外します。これもはまっているだけです。

下にある2本のトルクスボルト(T45)を外します。
外したらシートを後方に2〜3センチ押します。
次に前方を持ち上げると、センターコンソール側に
3ツのコネクタがあるのでそれを外します。

Bシートを取り外す

シートを一番後方まで押して移動させると、レールにはまっている
ローラーの部分がレール後端で上に外すことできます。
シートを社外に出す時は、内装部品に傷をつけないために、ローラー
の金具部分両方をタオルなどで包み、さらにサイドシルなどの
プラスチック部分にガムテープを貼ってマスキングします。