黒ごまと白ごま 違い について
基本的にゴマの品種ごとに生成法の違いというものはありません。
播種から刈り取り収穫にいたるまで同じです。
ただ、土壌との適正、気温、などの諸条件で、 金ゴマはトルコ、
黒ゴマはアジア圏、に栽培地域が限定されていますが、
白ゴマは、中南米、南米、アフリカ、アジア、全世界で栽培されています。
●成分の違い:これも一般的にいわれているような、
黒ゴマが白ゴマより栄養成分がすぐれているというデーターはありません。
それぞれの品種の栄養価については、ほとんど差はありません。
特に、黒ごまが栄養効果が高いということはありません。
ほとんど個体差といっていいような微量の違いです。
しいていえば、資質の%。
金:62% 白:56% 黒:50% 資質にゴマのうま味がふくまれ ているので、
金ゴマがコクもあり、香りも強烈であることを数値が証明しています。
. ごま油に絞るのは、ほとんど白ごま。 黒ごまは含有量が少ないので、歩留まりが悪い。
※白ゴマの色はカルシウムの色です。
金ごまは価格が高いので、製品価格も高くなってしまう
. それぞれどんな料理につかってもらってもいいですが、
しいていうのであれば。 金=香り、旨味ともに最高。ごまの王様。
和え物、ふりかけ、ほかごま料理全般。
《黒ごま》=油分が少なくごまの中では最も芳香性が高くほのかな土臭さが 特徴です。
※黒ゴマの色素は赤ワインと同じポリフェノール系ではないかという考えが主流 のようです。
黒=独特の風味。ほかの食材と配合するとごまの特徴を発揮する。
特に乳製品との相性は抜群。
ごまミルク、ごまプリン、ごまアイスクリーム、ごまクッキー、ごま切り蕎麦、和菓子のごまあんこ、など。
白=滋味というべき奥ゆかしい後口。
ごまごまと主張せず、ほかの食材を活かす。
白和え、ごま豆腐など。