森林セラピー
森林セラピーはひとことで言えば、森林の中に身をおくことで健康の維持・増進を図ることです。森林セラピーは、「科学的証拠に裏付けられた森林浴効果」を意味し、森林環境を利用して心身の健康を維持・増進、疾病の予防を行うことを目指すものです。既に定着していた「アロマセラピー」に準じてつくられた造語です。
「特定非営利活動法人森林セラピーソサエティ(以降、森林セラピーソサエティという)」が様々な条件により認定した森林が全国に44か所(平成23年12月31日現在)あります。森林セラピー基地、森林セラピーロードと呼ばれる森で、ほとんどのところが市町村によって管理されています。そこでは基地・ロードごとに工夫されたプログラムがあり、森林セラピスト、森林セラピーガイドが案内してくれ、「森林セラピー」を体験できます(ただし、有料です。基地・ロードごとに内容・料金は異なります)。
森林セラピー基地でのいわゆる「お疲れサラリーマン」を対象にした研究があります。免疫力が落ちたサラリーマンを2日間森林セラピー基地に連れて行き、森林散策を行いました。その結果NK(ナチュラルキラー)活性が回復したのです。職場に戻ってから30日たっても、実験前に測定した数値より有意に高いNK活性数値を示していました。
他にも森林セラピーの生理実験結果があります。(森林セラピーの実験データはこちら
)
予防医学の観点から森林は重要な要素だと考えられます。
森林セラピーにより期待できる健康効果 (森林セラピソサエティHPより)
|
1.森林浴でストレスホルモンが減少する 2.森林浴で副交感神経活動が高まる 3.森林浴で交感神経活動が抑制される 4.森林浴で収縮期・拡張期血圧、脈拍数が低下する 5.森林浴で心理的に緊張が緩和し活気が増す 6.森林浴によりNK活性が高まり免疫能が上がる 7.森林浴により抗がんタンパク質が増加する |
|
・ 「緊張」「抑うつ」「怒り」「疲労」「混乱」などのストレス状態の改善 ・ 「活気」「活力」の意欲、エネルギーの回復 ・ 「身体の痛み」等の自覚症状の改善 ・ 「全体的健康」「心の健康」等の気分の改善 ・ 最高血圧・最低血圧の低下、脈拍の減少等の自律神経系の改善 ・ 運動による体質改善とリハビリテーション効果 |
なお、「森林セラピー」、「森林セラピスト」、「セラピーロード」は森林セラピーソサエティにより、商標登録されています。森林セラピー基地、森林セラピーロード以外での同様の活動は「森林セラピー」とはいえません。「森林セラピー」という言葉は森林セラピー基地・森林セラピーロードでの活動でしか使うことができないのです。