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卵の孵化方法

産卵セットをあけて見たら

● 幼虫も出てきたけど、卵も出てきた。
● 予定よりも早く開けてみたら、卵ばかり出てきた。
● 材採集したら卵を見つけた。

このような時に卵を確実に孵化させる方法です。
この方法はクワガタ、カブトムシのどちらでも使えます。
主に産卵木に卵を生むドルクス系の場合はマットの代わりにバラバラにほぐした産卵木を使うとうまく出来ます。
卵は小さく、柔らかく、壊れやすいですから、触る時は十分に注意が必要です。
又、雑菌が卵に付くと孵化しない場合もありますので、卵の移動は必ずスプーンなどを使って、卵に直接手を触れないようにして下さい。

準備する物

プリンカップ

収納する卵の数にも拠りますが、200ミリリットルの物で10個程度は孵化出来ます。
蓋が閉まる容器が必要です。
蓋が閉まれば食品の空き容器でも使用可能ですが、洗浄を確実にして下さい。

マット

新しいマットではなく、産卵セットで使用したマットが使用可能です。
極端にマットが劣化していたり、線虫などが確認できるようでしたら、新しいマットを使います。
尚、その場合でも古いマットは捨てないで、スプーン1杯程度でよいですから、線虫など取り除いて新しいマットに混ぜます。

スプーン

卵を移動する時に使います。
卵を移動する時は絶対に直接指で触れてはいけません。
人間の手は綺麗なようで雑菌がついていますので、卵を直接手で触れると孵化しない場合もありますので注意して下さい。

霧吹き

卵に水分を与えます。

綿棒

小さい窪みを作る時に使います。
卵より大きい径の太さを持ったものなら、鉛筆、棒など何でも大丈夫です。

ティッシュ

プリンカップ一つに付き、ティッシュペーパー1枚あれば足ります。

孵化の方法

1.プリンカップの中に、産卵セットで使ったマットを、蓋をした時に蓋とマットとの隙間が、1センチぐらい出来るくらいの高さ迄入れます。

プリンカップの中にマットを入れる プリンカップの中にマットを入れる
横から見ると          上から見ると

2.マットの表面を綿棒や、細い棒を使って卵がスッポリと入るくらいの窪みを作ります。
穴の数は多くて10個ぐらいが良いでしょう。
卵がたくさんある時はプリンカップの数を増やして下さい。

卵が入るくらいの窪みを作ります 卵が入るくらいの窪みを作ります
横から見ると       上から見ると

3.スプーンを使って卵を穴の中に1個ずつ入れていきます。
卵は絶対に手で触れてはいけません。
人の手は綺麗に見えても雑菌などが付いていますので、手で触れると卵が孵化しない場合もあります。

卵を穴の中に1個ずつ入れていきます
上から見ると

4.全部入れる下の絵のようになります。
卵の数が少ない時は、無いところがあってもかまいません。

卵を全部入れたところ 卵を全部入れたところ
横から見ると       上から見ると

5.ティッシュペーパーを1枚プリンカップの大きさに折りたたみます。

6.ティッシュペーパーをマットの表面にかぶせます

ティッシュペーパーをかぶせます ティッシュペーパーをかぶせます
横から見ると       上から見ると

7.霧吹きを使ってティッシュペーパーの表面に水を吹きつけます。
ティッシュペーパーの色が少し変わる程度で、あまりビショビショにする必要はありません。
これは卵の表面が乾燥しないようにするもので、プリンカップの蓋をしていても、ティシュペーパーの表面は乾燥してきますので、乾燥具合を見て霧吹きで水分を補って下さい。

ティッシュペーパーに水を吹きつけます
横から見ると

8.プリンカップの蓋をします。
保管する場所は暗くて、温度変化の少ない場所に置きます。
保管温度は成虫の種類にもよりますが、20~24℃程度が適しています。
卵を孵化させる時は、幼虫や成虫の飼育時と違って、温度を少し高めに設定しないと孵化しませんので注意して下さい。
蓋には通気用の穴を開ける必要はありません。
穴が多く開いた蓋を使う場合は乾燥しやすくなりますので、まめに加湿して下さい。

プリンカップの蓋をします
横から見ると 孵化した卵

その他の注意

○ 毎日ティッシュペーパーの乾燥状態を調べて、乾燥してきたら霧吹きで加湿して下さい。
○ 虫の種類で孵化する日数は違いがありますが、おおよそ3~4週間で孵化します。
○ オオクワガタなどの産卵木に産卵するドルクス系は、産卵セットで使った産卵マットを使って孵化させるよりも、産卵セットで使った産卵木を細かくバラバラにしてマットの代わりに使うと孵化率が高くなります。
メス親は産卵する時に大アゴを使って産卵木に穴を掘り、掘った木くずと唾液を混ぜてから卵の周りに木くずを埋め戻します。
孵化したばかりの幼虫は木くずを食べて、親から子への抗体の移行が行われ、初令幼虫程度までは細菌感染の抑制効果がある言われています。
ちょうど人間の赤ちゃんが母親の初乳を飲んで、抗体をもらうのと同じ理屈です。

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