クワガタ、カブトムシの
クワガタやカブトムシの幼虫は普段は飼育容器の外側からしか見えず、マットや菌糸瓶の交換時以外、ゆっくりと見ることができません。
このページでは幼虫達の体の細部を紹介します。
尚、サンプルとして2種類用意してありますが、個体差もあると思いますので、考え合わせてご覧下さい。
登場するのはクワガタがオオクワガタ、パラワンオオヒラタクワガタ、ギラファノコギリクワガタの幼虫です。
カブトムシはヘラクレスレイディ、サタンオオカブト、テルシテスヒメゾウカブトの幼虫です。
パラワンオオヒラタクワガタの頭部です。
オオクワガタの頭部です。
縫合線はどちらも同じ形をしていますが、頭の大きさがパラワンオオヒラタクワガタの方が大きいように見えます。
ヘラクレスレイディの頭部です。
テルシテスヒメゾウカブトの頭部です。
カブトムシは頭部がざらざらしていて、クワガタのようにつるつるではありません。
幼虫を見たときに頭部の状態を見て見分けが可能です。
パラワンオオヒラタクワガタの大あごです。
上唇が丸い形をしています。
オオクワガタの大あごです。
大あごの形が直線的で、巾も広いようです。
パラワンオオヒラタクワガタに比べて、頭楯と上唇が短く大あごの長さの半分程度しかありません。
ヘラクレスレイディの大あごです。
テルシテスヒメゾウカブトの大あごです。
ヘラクレスレイディの大あごと比べるとがっちりとした印象で、大あごのラインが根元からゆっくりしたカーブを描いていますがヘラクレスレディ大あごは根元より直線的に出て先の方で内側にカーブしています。
頭楯の形状は似ています。
上唇はヘラクレスレイディの方が若干大きいようです。
パラワンオオヒラタクワガタの触角です。
オオクワガタの触角です。
根元より3節に分かれて先端で丸くなっていて、感覚毛も生えているようです。
目の見えない幼虫にとっては重要な部分です。
ヘラクレスレイディの触角です。
テルシテスヒメゾウカブトの触角です。
クワガタと比べると4節に分かれている相違点がみられます。
各節の形状はこぶ状につながっています。
又、毛も長い毛は見られず、微細な毛が生えています。
オオクワガタの脚で、右手が頭部側になります。
パラワンオオヒラタクワガタの脚で、右手が頭部になります。
成虫と同じ様に先端には爪も見られます。
ヘラクレスレイディの脚で、右手が頭部になります。
サタンオオカブトの脚で右手が頭部になります。
クワガタとの相違点は脚の付け根(転節、腿節)の部分がカブトムシでは爪(前フ節)まで一様な状態ですが、クワガタは幼虫は腿節の途中まで体の部分と同じ肉で覆われています。
又、カブトムシの方が生えている毛が剛毛のように見えます。
オオクワガタの気門で、右手が頭部側です。
ギラファノコギリクワガタの気門で、右手が頭部になります。
形状はオオクワガタの方が丸く、ギラファノコギリクワガタの方が縦長の形をしています。
又、アルファベットのCの字に似ています。
中央部分に孔が開いています。
ヘラクレスレイディの気門で、右手が頭部になります。
テルシテスヒメゾウカブトの気門で、右手が頭部になります。
気門の形は丸型で、アルファベットのOの形です。
中心部分に孔が見えます。
クワガタとの相違点は気門周囲の形の違いで、どちらも中心部に孔があります。
オオクワガタの肛門で、上が背中側になります。
正面から見るとアルファベットのYの字型の切れ込みがあります。
糞をする時は左右に広がる形になります。
丸い水ぶくれ状の部分は座りだこと呼ばれる部分です。
ギラファノコギリクワガタの肛門で、上が背中側になります。
クワガタ類を判別するのに肛門の切れ込みの向き、それと座りだこと呼ばれる丸い水ぶくれの部分があります。
オオクワガタのおしりです。
まるでブタの鼻を取って付けたような形です。
ヘラクレスレイディの肛門で、上が背中側になります。
クワガタのような座りだこと呼ばれる部分はありません。
サタンオオカブトの肛門で、上が背中側になります。
正面から見ると横一文字に切れ込みがあります。
糞をする時は上下に開く様になります。
クワガタとカブトムシ類の判別をする時のポイントともなります。
[LINK]特定健診とメタボリックシンドローム予防